第69章 *イグニハイド寮編〜冥府の番人〜深刻ミッシング*
カシャッ..
『あ、美味しそう』
ユウ『買って行こうか』
カシャッ..
カリム『おっ!レイラじゃないか。体調はどうだ?もう平気なのか?』
『ん、大丈夫だよ。ね、カリムさん。ギュッてして?』
カリム『おう!いいぞ!』
カシャカシャ..
ジャミル『...ユウ、あれは不審者という認識でいいか?』
ユウ『あれはレイラのママさんたちだから気にしないで』
ジャミル『いや、あれは気にするレベルの不審者だぞ』
カシャッ..
『はいジャック、あーん』
ジャック『っ..//』
ラギー『へえ〜、ジャックくん最近になって素直に食べさせてもらってるっすね。レイラちゃん、オレにもちょーだい♪』
『はい、あーん』
ジャック『断ったら断ったでぐずるから仕方なくっていうか..』
ラギー『その割には尻尾はメチャクチャ喜んでるっすけどね。あーあ。レオナさんも面倒くさがらずに一緒に来てたら、あーんってしてもらえたのに』
『レオさんいないんだ..残念』
カシャッ..
アズール『ようこそレイラさん。遊びに来てくれたんですね』
『約束したからね。ねぇ、このゲーム教えて?』
アズール『ええ。どのゲームでも1からお教えしますよ』
カシャカシャ...
アズール『..非常に気になるんですが』
『ごめんね』
アズール『あの不審者とお知り合いで?』
『ママとパパ』
アズール『成程。これは相当な、親バ..ごほん、失礼。でしたら丁度いい、貴女と僕の仲の良さをご両親に知ってもらえるチャンスです』
ディオン『さっきから野良犬どもが次々と湧いて出やがる。順番に滅していくしか..』
エミリア『やめなさい。ふふ、それにしてもほんとに行く先々に仲良しの男の子がいるわね。しかも美形揃いじゃない。イチャイチャしてる写真も大量に撮影できたし満足だわ』
ディオン『僕はさっきから気分最悪だよ』
学園長『まあまあそう言わずに、娘さんの学校生活を応援してあげてください』
ディオン『..貴方が学園長、ですね。ちょうど良かった、貴方と話がしたかったんですよ。少し、よろしいですか?』