• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第66章 *衝突マックス*






デュース『ああ。必死だったからよく覚えてないんだ..えっ、僕、呪文唱えてたか!?ヤバい、全然覚えてねぇ!後で教えてくれ、ユウ、レイラ!』


ユウ『はいはい』


『んふふ..デュースらしい』




ルーク『マーベラス!素晴らしいよ。見事に殻を破った姿を見せてくれたね、ムシュー・スペード。ごらん。ヴィルも君の渾身の一撃をお見舞いされて、もう全身メロメロさ』


ヴィル『全身ボロボロの間違いでしょう。でも..確かに。あんたからの最後の一撃、ガツンと効いたわ。やるじゃない、デュース』


デュース『...はいっ!!』


ヴィルから認められたことに、一瞬実感が湧かずに呆然としていたが、ジワジワと嬉しさが込み上げ、泣きそうな顔で大きく返事をした


ジャミル『というか、一度も成功したことがなかったのにあんな自信満々に"お前ら伏せろ"なんて言ったのか?発動したから良かったものの、不発だったらどうする気だったんだ』


カリム『まあまあ!成功したんだからいいじゃねーか!』


ジャミル『..まったく。行き当たりばったりなやつの考えは理解できない』




エース『デュ、デュースがオレより先にユニーク魔法覚えるなんて..マジかよ~..?そのせいでレイラのやつ、さっきからデュースの方ばっか見やがって..』


グリム『オレ様、絶対にデュースにだけは先を越されないと思ってたんだゾ』


エペル『ふふっ、僕たちも頑張らないと、かな!』






ジャミル『さて..後はこの崩壊したステージをどうするかだな。幸いにも、ヴィル先輩がコロシアムに充満させていた毒霧によって、この騒ぎの目撃者は俺たち以外に誰もいない。ヴィル先輩のユニーク魔法が継続効果が長いタイプで逆に助かった』


ジャミルは殆ど原型を留めていないほどに崩壊したコロシアムを見渡し、自分達以外の姿がないことにほっと息をついた


『レオさんたちが頑張って作ったものだから、綺麗にしたい..でも、』


ジャミル『ああ。俺たちの残りの魔力では全てを元通りにするのは不可能だろう..くっ、どれだけ考えても手詰まりだ。流石にどうしようもないかもしれない』






/ 1858ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp