第61章 *苦悩シャウト*
動けないように手首を後ろ手に固定され、背後から囁かれる。表情は見えずとも明らかに興奮した様子だと分かり、何とか逃げようとするもルークの体と壁に挟まれて上手く動けないでいた
『離..して..っ..』
ルーク『こうして押さえつけられ、身動きもとれないまま、狩人の手で好き勝手にされてしまうんだよ』
『ひっ...ぁ..//』
手首を押さえている方とは別の手が腰に添えられ、ゆっくりと下へと降りて、誘うように太腿を撫でた
ビクッと快感に震えると、背後から息を飲む音が聞こえた
ルーク『感じたのかい?愛らしいね兎の君』
『んっ...ゃ..ぁ..//』
フッと息を耳に吹きかけられ、ただでさえも敏感なところに刺激を与えられ、腰が砕けそうになる
ルーク『耳が一番弱いのかな?』
『ゃ..っ..//さわ、んないで..っ//』
指で挟み優しく擦られ、足がガクガクと震える。口から漏れる声も抵抗から快楽に溺れるようなものへと変わる
『んぁ..っ//ら、め...きもち..っ..//』
ルーク『っ...』
突然、耳を触る手を止め手首も解放すると、レイラの体を反転させて背を壁につけさせた
そして、クイッと顎に手を添え持ち上げると、頬を染めて融けたような表情で見上げるレイラと目を合わせた
ルーク『..なんて顔をするんだい』
『だっ、て..//はぁっ..狩人、さんが..変に触る、から..//』
ルーク『そんな顔をしては、凶暴な獣に喰われてしまうよ』
『はぁ...はぁ..//狩人、さんみたいな..?』
ルーク『!!』
荒い息を吐きながら小首を傾げると、ルークは瞳を驚愕に丸くした
ルーク『ふ、ふふふ...そうだね』
目の前のハンターグリーンの瞳が細められ、顎に添えられた手と反対の手で腰を引き寄せられる
そしてルークの端正な顔が静かに近づき、レイラは抵抗する暇もなく唇を奪われた
『!...っん..』
パサッと小さな音をたててルークの帽子が床に落ちる。角度を変えながらゆっくりと食まれていく感覚に、溺れそうになりながらもせめてもの抵抗として、彼の肩に手を置いて必死に押し返す