• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第57章 *合宿スタート*






ヴィル『エペル。まさかお菓子なんて持ってきてないわよね』


エペル『えっと..は、はい。でも..自分で作った林檎のドライチップはちょっとだけ...』


ヴィル『ナッツやドライフルーツは、食べ過ぎない限りはOKよ』


エペルの荷物を確認し終わると、残ったルークの荷物を確認したヴィルだったが、特に懸念の様子は見られなかった



ヴィル『最後にルーク。あんたのことは信頼しているわ。でも、荷物が分厚いアルバムだけって..一体なんなの?』


ルーク『はは、それはただのライフワークの記録さ。肌身離さず持っておきたくてね。プライベートなものだから、今ここで開かれると恥ずかしいのだけど..』


ヴィル『失礼ね。あたしも他人のプライベートを侵す気はないわ』


大事そうにアルバムを両手に抱える姿に、さすがのヴィルも手は出さずにいた




ヴィル『さて、それじゃあ..ここにある砂糖や小麦粉を使ったお菓子・ドリンク類は全て没収よ!!』


『『『えぇ~~~っ!?』』』


カリム『何でだよ。別に毒なんか入ってないぜ?』


ヴィル『スカラビアコンビは発想が一々物騒!そういうことじゃないわよ。強化合宿をなんだと思ってるの?あんたたちにはVDCに向けて、心身を曇り1つない鏡のように磨きあげてもらわなきゃならない。

本番までの4週間..肥満の原因になりやすい、単糖類や小糖類たっぷりのスイーツやドリンク。そして肌荒れの原因になる脂質や香辛料を多量に含んだ食事は一切禁止!』



カリム『えーっ!?』


ヴィル『心配しなくても、栄誉豊富かつ高タンパク低カロリーの食事メニューを考えてあるわ。だらしないボディラインを徹底的に引き締めてもらうわよ』



エース『はぁ?オレら育ち盛りなんですけど?』


食事制限に納得のいかないエースが若干怒りを含ませた口調で食って掛かるが、ヴィルは気にする様子を見せずに冷静に切り返した


ヴィル『あら、アタシは深夜にお菓子をつまみ食いしなくても、183cmまで身長が伸びたわ。

育ち盛りにとって大切なのは、栄養素を過不足なく摂り、しっかりと睡眠をとることであって、食べたいだけお菓子を貪って、あちこちニキビを作ることじゃない。覚えておきなさい』




/ 1858ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp