第56章 *抜擢アロー*
グリム『ぐぬぬ..ツナ缶富豪になれるチャンス..なぁ~、ユウ..レイラ..どうするんだゾ?』
魅力的な報酬に目が眩みながら、ユウたちの足元で困り顔で見上げる
『私はユウに従うよ』
ユウ『そうだね..住環境を快適にするためなら..。分かりました、提供しますよ』
学園長『そうですか!ご提供いただけますかぁ~!私も合宿スタートに向けて色々手配をしておかないと。ではみなさん、練習頑張ってくださいね!』
そう言うと嬉しそうに顔をほころばせながら、クロウリーはボールルームから上機嫌に出ていった
デュース『全く口を挟めないまま合宿が始まってしまった..』
エース『そーね..ま、たまには良いんじゃね?だって合宿中は、ハートの女王の法律で首をはねられることもないってことだろ』
いつもより気楽じゃん、と心なしか楽しそうにしていると、小さな手が伸びてきてクイッと二人の制服の袖を引っ張った
エース『ん、なに?』
『二人ともうちに来るんだよね』
デュース『?そうだな。暫く世話になるな、3人とも』
『...嬉しい。二人がお泊まり..いつもよりいっぱいギューってしてくれるでしょ』
『『っ..//』』
ふにゃりとした笑顔を向けられ、エーデュースコンビの頬にブワッと熱が点った
エース『..そうだよ、忘れてたわ。オンボロ寮に合宿ってことは、レイラと一緒に寝れるし触れるじゃん』
デュース『はっ!僕はなんて大事なことを忘れてたんだ..逆にチャンスなんじゃないか』
ユウ『包み隠さず下心披露してくれてありがとう(怒)』
『カリムさんとジャミさんもうちにお泊まり。嬉しい..』
カリム『おう!このメンバーだと賑やかになりそうで面白そうだな!それに、レイラともいっぱい話せるし嬉しいぜ!』
ジャミル『学園長の言うことだからな..仕方ない。暫くよろしく頼む(あわよくば....)』
ヴィル『強化合宿についてのミーティングは以上。次は...
早速、レッスンを始めるわよ!』