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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第53章 *公募アナウンス*






曲が始まり、最初は意気揚々と望んだグリムとデュースだったが、初めてのダンスに足がおぼつかなくなり、次第に曲に置いていかれてしまっていた


一方、まだ完全とは言わないものの、軽やかな足運びでこなしていくエースは、二人のポンコツ具合に曲が終わるとケラケラと笑いだした


エース『ぶはっ!デュース。お前、簡単なステップもまともに踏めてねぇじゃん』


デュース『なっ...しょうがねーだろ。ダンスなんかやったことねぇんだから!』


グリム『ぐぬぬぅ~。手と足が同時に出ちまうんだゾ~』


ユウ『これは相当練習を頑張らないとだね』


デュース『サビ前のここが特に..』


『デュース、そこはこう...こんな感じ』


デュースが足元を見ながら復習していると、それを見ていたレイラはそっと横に並び立つと、同じところをやってみせた


デュース『!!上手いなレイラ』


エース『そこ、オレも何度かミスってんのにすげぇな。しかも軽くやってのけてるし』








カリム『確かに今のはステップもタイミングも良かったぞ』


『!カリムさん..ジャミさんも』


体育館の入り口から聞こえてきた声に全員が振り向くと、そこには同じく運動着に着替えたカリムとジャミルがこちらへと歩いてきていた


カリム『よっ!お前らもダンスかぁ?オレたちも混ぜてくれよ』


グリム『ふなっ、スカラビアのギクシャクコンビ』


ジャミル『変なコンビ名をつけるな。それに、別にギクシャクはしていない』


エース『もしかして、カリム先輩もジャミル先輩もVDCのオーディション受けるんすか?』


カリム『おう!だって、でかい祭りなんだろ?折角なら踊りたいじゃないか。オレもジャミルもダンスと歌は得意だし。な、ジャミル!』


ジャミル『俺は目立つことはあまりしたくないんだがな...はぁ』


『でも、宴で見たジャミさんのダンス..キレイでカッコ良かったよ』


ジャミル『っ...//べ、別に..普通だろ』


カリム『おっ、真っ赤になってる。ジャミルが照れてるな』


ジャミル『うるさい!』








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