第52章 *ポムフィオーレ寮編~美貌の圧政者~学祭スタンバイ*
クルーウェル『また、全国魔法士養成学校総合文化祭は、魔法庁や魔法教育委員会、魔法大学..魔法関係企業、研究施設、更には芸能界までもが注目する。次世代の才能を発掘する場でもある。文化部の仔犬どもは、よくブラッシングして毛並みを整えておくように!』
エース『ふーん、文化部の祭典かぁ』
デュース『運動部の僕達には余り出番はなさそうだな』
グリム『なあなあ、祭りってことはマジフト大会の時みたいに食い物の出店が出るんだゾ!?』
出店の気配にテンションの上がるグリムに、エースは"食い気ばっかかよ"と呆れ果てた
『人いっぱいなの怖いけど、文化祭は楽しみ』
ユウ『そうだね、僕も楽しみだよ』
クルーウェル『さて、ホームルームは以上。本日の一時限目は防衛魔法の実践授業だ。仔犬ども、come here!』
『わ、先生が相手してくれるんだって』
エース『マジ?めちゃくちゃ怖いんだけど。何でそんなにワクワクしてんの?』
『だって先生みたいな強い人が相手なんだよ?私頑張る』
エース『レイラって、強いやつ相手にすると燃えるタイプ!?』
デュース『その気持ち、僕も分かるぞ』
クルーウェル『順番に相手になってやるから、出席番号順に並べ』
クルーウェル『甘い!』
『ぁぅっ...』
クルーウェル『他の仔犬どもよりかは良い防衛魔法だった。だがまだまだ精度が甘いな。お前は見込みはあるんだ、これからも励めよ仔兎』
ワシャワシャとレイラの髪を撫でて褒めると、嬉しそうにレイラの顔がふにゃりと緩む
『えへへ...分かったよ先生』
エース『先生、やっぱりレイラに対して甘くね?』
ユウ『まあでも、一番良かったのは事実だしね』
クルーウェル『ふ、相も変わらず可愛いな..お前は』
『可愛い?嬉しい..』
クルーウェル『年明け前よりだいぶ強くなったようだな』
『いっぱい練習したの。でも、もっと頑張らないと。これからも色んな魔法教えてね、先生』
クルーウェル『当然だ。お前たちの躾は俺の役目だと言っただろう。分からないことがあれば研究室に来い』
『いいの?』
クルーウェル『ああ。それと、特別にお前には普段習わないことも教えてやる』