第51章 *閑話カームデイ9 ~オクタ+ユウ~*
オマケ
ユウ『ゴマフビロードウミウシには猛毒があるみたいですね』
ジェイド『ええ。他の生き物から身を守るのに必要な毒を取り体内に溜め込み、危険が迫った際に自在に放出することができるんです。元はエサとなる海綿生物が持つものらしいですが』
フロイド『ゴマちゃんも毒放ってるよねぇ。危険とかは関係ないけど』
ユウ『え!?どこがですか?』
ジェイド『黒兎特有のあの匂い。そして彼女自身が持つ魅力。あれこそが彼女の"猛毒"。ですよね?フロイド』
フロイド『うん。オレらにとってはある意味そうじゃん?』
ユウ『..確かに』
ジェイド『その"毒"をきっかけに僕たちはいつも惑わされ、狂わされてきた。そして、いつだって彼女のために尽くそうとしてしまう』
フロイド『小エビちゃんもオレらもカニちゃんたちも、みーんなゴマちゃんの良いように使われてるよね』
アズール『僕は一向にそれで構いませんけどね。彼女に扱われるのは、全くと言って良いほど悪い気がしない』
ジェイド『ふふふ、同意見です』
ユウ『可愛い見た目に惑わされて、触れようとすれば猛毒にさらされる..確かにレイラそのものだ。でも、その毒を知ってそれでも触れたい。僕らって、ほんと救いがないですね』
フロイド『ゴマちゃんの毒にあたるの嫌なの?』
ユウ『まさか。逆にあたりに行ってますよ。あの子の隣にいられるなら、毒だろうがなんだろうがどんと来いです』
フロイド『あはぁ♪オレもオレも~』
ジェイド『僕は寧ろもっと狂わされても構いませんよ。その方が、とても楽しいですから』
『ただいま...』
グリム『頼まれてたもの買ってきてやったんだゾ..ふなっ!?オクタヴィネルのやつら!?』
アズール『お邪魔してますよ』
フロイド『あ~、ゴマちゃん♪』
ジェイド『こんにちは、レイラさん』
『3人ともいらっしゃい。これ片付けたらギューってしてくれる?』
『『『勿論』』』
ジェイド『片付けるの手伝いますよ』
アズール『ならその間にお茶でもいれましょう』
フロイド『オレも片付けるの手伝ってあげる♪』
ユウ『早速良いように使われてるし..』
『ユウもギューってして?』
ユウ『任せて』