第51章 *閑話カームデイ9 ~オクタ+ユウ~*
声の想いに応えると、フロイドは更に畳み掛けるように次の行動に出た
フロイド『じゃあ、ゴマちゃん。あ...』
『へ?』
突然フロイドが口を開けてそのまま動かなくなったことに驚いて呆気にとられていると、ジェイドは笑みを深めて後に続いた
ジェイド『おやおや、フロイド。随分と熱烈ですね..なら僕も』
『???な、なに?』
二人が目の前で口を開けて止まっているという謎の光景に、訳がわからずただ狼狽えることしかできないでいたレイラだった
『えと...ぇ...と..ぁ、ぁ~...?』
とりあえず合わせれば良いのか、と二人を真似て小さく口を開けてみせると、二人の目が僅かに驚いたように見開かれた
フロイド『...好き』
ジェイド『大事にしますね』
『え?ん?なに..?』
嬉しそうに顔をほころばせながら抱きつかれ、結局意味は分からないままだったが、二人が嬉しそうなら良いか、とレイラは深くは考えずに両側の愛しい温もりに包まれてそっと目を閉じた
アズール『お前たち。なにソファーで寝落ちしてるんですか。閉めますから早く廊下へ出なさい』
フロイド『ふぁ~い...』
ジェイド『..いけない、寝てしまいました』
ユウ『レイラも起きて。寮に帰るよ?』
『んぅ~...』
オクヴィネル寮・ジェイドたちの部屋
フロイド『あはぁ♪ゴマちゃんと両思いだったぁ』
ジェイド『ええ。ですが、今更求愛せずとも既に彼女と僕らの想いは一緒ですよ』
フロイド『でもやっぱオレらの形で確かめたかったじゃん?』
ジェイド『そうですね。ふふふ、これで僕たちの方針は決まりました』
フロイド『うん。オレ、ジェイドとなら分けっこでもいいよ』
ジェイド『僕もですよ、フロイド』
『『レイラさん/ゴマちゃん』』
『『いつか、3人で仲良く番になりましょうね/なろうね』』
fin
無理矢理感半端ないのは分かってます。勘弁してください
という訳で、アンケート見て色々考えた結果ゴマフビロードウミウシになりました。アンケートご協力してくださった皆さん、ありがとうございました!!