第51章 *閑話カームデイ9 ~オクタ+ユウ~*
『美味しい♪』
ユウ『毎日こんな美味しいもの食べられるなんて、先輩たち良いですね』
ジェイド『毎日ではありませんよ。フロイドの機嫌次第なので味つけのバランスはおろか、料理すらしない時もあるので』
フロイド『今週はクリオネ...ちゃんがいるから気分良いの』
アズール『??フロイド、どうしたんです?』
フロイド『実はさ..』
アズール『珍しいですね。フロイドは一度渾名をつけると滅多に変えないのに。まあ、確かにレイラさんの印象は僕も変わりましたよ』
ユウ『それに、レイラ自身も段々変わったと思う』
『変わった..かな?自分じゃ分かんない』
アズール『そんなものですよ。自分が変わったなんて、他人から言われないと中々分からないものです』
フロイド『でもアズールは自分でも分かるぐらい変わったよねぇ。あ~んなに丸々してて美味しそうだったのに』
ジェイド『今ではだいぶ食べるところが減ってしまいましたね』
アズール『お前たちっ..!!』
『んふふ...』
アズール『わ、笑いましたね!?』
『ごめん..んふふ..でも3人とも仲良しで良いね』
フロイド『オレらも仲良し、でしょ?』
隣にいたフロイドは少し拗ねた様子で抱きつくと甘えるように頬擦りした
『ん、そうだね..みんな仲良し』
prrr...
『私だ..』
ユウ『誰から?』
『レオさん』
ユウ『え?』
『もしもし、レオさん?...ん..ん..まだいるよ。みんなでご飯食べてる。ん..分かった..待ってるね』
ユウ『なんだって?』
『今からこっちに来るって』
ユウ『なんで!?』
アズール『あぁ、今回のことに対して寮長である彼に一応連絡したんですが、多分そのことでしょう』
ジェイド『謝罪..でしょうか?』
フロイド『えぇ~、あいつ謝れるんだぁ』
ジェイド『失礼ですよフロイド』
『レオさん来る前に食べ終わっとこう..』
ユウ『アンコウ..にも見えます』
フロイド『クリオネちゃんが?』
ユウ『はい。そして、光に引き寄せられる可哀想な獲物は...きっと僕らですね』
フロイド『....かもねぇ』