第49章 *再会シーク*
『どしたのエース...もしかして、ヤキモチ焼いたの?』
エース『......悪い?』
『ううん。嬉しい...』
エース『はぁ、ホントお前さ...いや、いいわ。オレともキス、してくれるんでしょ?』
『する』
キスを待つように目を閉じると、その姿にエースは内心頭を抱えたくなるようなどうしようもない感情を駆け巡らせながらも、目の前の柔らかい唇に誘われるようにそっとキスをした
『んふふ..♪』
エース『日に日にレイラがマジでワルになってる気がするわ..』
『?』
エース『いや、そういうところも好きだけどさ..はぁ..』
分からないと言わんばかりにキョトンとするレイラにため息をつきながらも、抱きしめる力を少し強めて温もりを堪能していると、後ろから半ば呆れたような声と共にこちらへ向かってくる足音が聞こえた
ジャック『オイ、お前らチョロチョロと道塞いでんじゃねぇよ。つか、こんな公衆の面前で恥ずかしげもなくイチャついてんじゃねぇ』
エース『あれ、ジャック。なんか肌の黒さが増してね?』
ジャック『そうか?休暇中はスキー三昧だったからかもしれねぇな』
『ジャックのお家、雪いっぱいなの?』
ユウ『雪国ってことか..』
ジャック『..つかエース、いい加減レイラから離れろ』
エース『えぇ~..やだ』
『エース離して。ジャックともギューってしたい』
エース『それ聞いたら余計にやだ』
離さんと言わんばかりに強く抱きしめて、自身の背でレイラを隠す
ユウ『まったく、エースってば..』
デュース『そういえばさっきからユウは何も言ってこなかったな。珍しい..いつもなら真っ先に"離せ"と取り乱すのに』
ユウ『今朝これでもかって程にいっぱい抱きしめてキスしたから、今日は許してやらんこともない』
グリム『朝っぱらから目の前で熱すぎるイチャつきを見せられたオレ様の気持ちを考えてほしいんだゾ』
デュース『なんか..大変だな』