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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第49章 *再会シーク*






『んっ..ふ..//』


リドル『はぁ..やっとこうして君に触れられた..っと、すまない。いきなりキスなんて、驚かせてしまったかい?』


『ちょっとびっくりしたけど、リドルさんからキスしてくれて嬉しかった』


リドル『そうか、良かった..』


ほんのり赤く頬を染める姿に、リドルは満足すると同時にどうしようもないほどの愛おしさを感じずに入られなかった




トレイ『良い雰囲気なところ悪いが..レイラ、俺ともキスしてくれないか?』


そんな二人の間に割って入るように、トレイは後ろからレイラを抱き寄せてリドルから引き離した


リドル『っ、トレイ..』


トレイ『悪いなリドル。だが、レイラを譲るつもりは全くないぞ?』


リドル『ふん、良い度胸がおありだね..このボクに勝てるとでも?』


トレイ『魔法じゃ勝てなくても、これに関しては勝ってみせるさ』


火花を散らして睨み合う二人に挟まれたレイラは、どうしていいか分からずオロオロと二人を交互に見つめた


『えっと...』


トレイ『あぁ、悪い悪い。戸惑わせちまったな』


トレイは申し訳なさそうに微笑むと、レイラの頬に手を添えてゆっくりと持ち上げた


トレイ『改めて..キスしてくれないか?』


『..いいよ』


既にトレイが腰を屈めて触れそうにあった距離を、レイラは背伸びで一気に縮め、そっと触れるだけのキスを交わした


『ん..』


トレイ『...ありがとな』




リドル『そろそろ戻ろうか。寮生たちの課題状況のチェックに入らないと』


トレイ『そうだな、もしかしたら今頃必死に追い上げをしてるやつらがいるかもしれないしな』


リドル『そんなやつがいたら、とりあえず首をはねるよ。勿論、君たちはちゃんと終わらせたんだろうね?』


グリム『ふん!この天才グリム様にかかれば、課題なんてあっという間なんだゾ!』


ユウ『めちゃくちゃアズール先輩とかジャミル先輩に助けられてたけどね』


『私もできてる』


リドル『よろしい。では明日からも気を抜かず励むことだね』


満足げに頷くと、レイラたちに背を向けて寮へと戻るために歩きだした


トレイ『じゃあな。うちの一年共々よろしく頼む』





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