第49章 *再会シーク*
ラギー『じゃあオレらはお役御免っすね』
レオナ『ふぁ~ぁ..部屋に戻って寝るか。じゃあな、草食動物ども』
ジャック『ユウ、レイラ、グリム、明日からまたよろしく頼む』
ユウ『うん、3人ともよろしくお願いします』
『ありがとね』
カリム『ユウ、レイラ、グリム!』
『カリムさん』
レオナたちと別れた後歩いていると、廊下の向こうから手を振りながら走ってくるカリムの姿があった
カリム『よっ!帰ってきてたのかレイラ。久しぶりだな、元気にしてたか?』
『ん、元気だよ。カリムさんは?』
カリム『おう、オレも元気だったぞ!寮のみんなと残りのホリデーも楽しめたしな。あっはっは!』
ジャミル『カリム!勝手に走っていくなと言ってるだろ!って..お前たちか』
カリムを追いかけて、遅れてジャミルが走ってくる。カリムの側にユウたちの姿を見つけると、ホッと安堵の息をはいた
カリム『ジャミル、ほらレイラが無事に帰ってきたぞ。お前、レイラが実家に戻って行った時からずっと心配してただろ?オレもすげぇ心配だったけどさ..』
ジャミル『なっ..//別に心配なんてしてない。ただそいつは小さいし危なっかしいから、すぐ変なことに巻き込まれるだろうなと..』
『心配してくれてたの..?』
ジャミル『だから!』
カリム『照れるなよジャミル』
ジャミル『照れてない!!』
『二人とも、心配してくれてありがと。会いたかったよ..』
カリム『オレもだ!明日からまたよろしくな!』
ジャミル『..はぁ..まぁ、よろしく。ん?レイラ、お前ネックレスやブレスレットなんて装飾品つけてたか?』
『これ?ネックレスはホリデー中に妖精さんから。ブレスレットはさっきレオさんから貰ったの』
カリム『レオナから!?あいつ洒落たことするんだなぁ』
ジャミル『あの人が...?そう、か..』
レオナからと聞いてジャミルは"信じられない"と呟いた後、不機嫌そうに眉をひそめて腕のブレスレットを睨み付けた
『ジャミ、さん..?』
ジャミル『牽制のつもりか。いや、お前が気にすることじゃない。俺はこんなことで退くつもりはないからな』