第112章 *閑話カームデイ13 ~騎士’s~*
セベク『なっ!!だったら最初からそう言え!紛らわしい言い方をするな!』
ユウ『朝からうるさいなぁ。そんなんじゃこの子にまた嫌われるぞー』
セベク『うっ..』
すっかりペースに乗せられハッとしてユウの背中にくっついているレイラへと目を向ける。あれから出来るだけ気をつけようとしてはいるものの、彼女の周りの者たちにからかわれたり軽口を叩かれると、ついいつものように声を荒らげてしまう
聴力が優れて、尚且つ怒声にはトラウマを持つレイラには自分のそれが恐怖の対象になると、マレウスの一件でよく学んだはずだというのに
セベク『レイラ..その..』
『..平気』
そう言いながらもユウの服をギュッと掴む仕草に、セベクは内心焦りながらバツが悪そうに視線を逸した
シルバー『2人共すまない。寮を出る前にも注意はしたんだが』
ユウ『僕はいいですよ。からかった自覚はあるんで。レイラ、お散歩行けそう?』
『.....』
『『.....』』
『ん。行きたい』
シルバー『良かった』
セベク『!ならば早く行くぞ。ほら、手を貸せ』
パァッと目を輝かせ手を差し出すと、小さな手がちょんと乗せられ。反対の手は同じく差し出したシルバーの手を取った
『ユウ。行ってきます』
ユウ『いってらっしゃい。無理しないで休憩しながら行くんだよ。それと、あんまり遅くならないように。
あとそこの2人。くれぐれもレイラに変なことしないように。もしもの時はちゃんと肉壁としてその子を守ってくださいね』
セベク『にくか...もっと上品な言い方ないのか貴様は。だが言われるまでもない』
シルバー『ああ。必ず何があろうと俺たちで守ってみせる。だから安心して預けてほしい』
『お散歩するだけなんだけど..』