第49章 *再会シーク*
『もしもしアズさん』
アズール『こんにちはレイラさん。本日も良いお日和ですね。それで?いつになったらモストロ・ラウンジに来てくれるんですか?』
『ぁ..』
アズール『ハーツラビュルでエースさんたちと楽しくお喋りする時間はあるのに、僕たちの所には来てくれないんですか?』
『ごめん..これから行こうかと..ん?待って、アズさん何で私が戻ってきてるって知ってるの?それに、どうしてハーツラビュルにいるって..』
アズール『...ふふふ』
エース『ちょ、待って..レイラの声しか聞こえないけど、内容的にすげぇ怖い気がする』
デュース『何故知っているんだ..?』
アズール『とにかく、僕もそうですがジェイドもフロイドも首を長くして待っていますよ。すぐに来てくださいね?それとも、今からお迎えにあがりましょうか?』
『ううん、私が行くよ。だからアズさん..もう少し良い子で待ってて..?』
アズール『..分かりました。ご来店をお待ちしております』
エース『な、なんだった..?』
『アズさん私が帰ってきたことも、ここにいることも知ってた。早く会いに来てって..だから行ってくるね』
ユウ『なら僕も、』
エース『ちょっと待ってユウ。悪いけど残ってくんね?お前らも』
ユウ『でも、1人じゃ..』
『大丈夫。1人で頑張るから..行ってきます』
駆け足で談話室を出ていった後、残ったエースは血の気の引いた青白い顔で立ち上がった。同じ考えのデュースも震えながらも立ち上がり、エースと目を見合わせるとコクンと頷いた
エース『談話室をくまなく探せぇぇぇ!!』
デュース『監視カメラか!?盗聴器か!?どこにあるんだ!?』
ユウ『あ..そういうこと』
グリム『確かにレイラの言葉通りなら、アズールのやつ、オレ様たちの動きが分かってるようなこと言ってるんだゾ..』
エース『ユウとグリムも探すの手伝えよ!!怖すぎだろあの人達!!』
ユウ『え~..』
エース『もしかしたらオンボロ寮にも仕掛けられてるかもしれねぇんだぞ!?』
デュース『後でそっちも探すの手伝ってやるから!』
ユウ『よしやろう』