第49章 *再会シーク*
ナイトレイヴンカレッジ・鏡の間
ふわりと光が消え目を開けると、鏡の間の真ん中に1人立っていた。まだホリデー明け前ということで、誰もおらず辺りはシンと静まり返っていた
『帰って来た..オンボロ寮行かないと』
静けさに少し怯えつつも、すぐに荷物を抱えて部屋を飛び出し、オンボロ寮へと走っていった
オンボロ寮
寮につくと、音を立てないように玄関の扉を開けてこっそりと中に入っていった
そして談話室の前まで来ると、壁の影に隠れながらそっと覗き込むと、1人ソファーに座りながら天井を見上げるユウの姿があった
ユウ『はぁ..レイラ。会いたいな..あと1日待てなんて耐えられない..』
『ユウ..』
ユウ『グリムはエース達のところだっけ..ちょっと今は遊ぶ元気ないなぁ..』
項垂れるユウが余りにも悲しそうに見え、レイラは胸が痛む想いがした。すぐに荷物をその場に置くと、足早にユウの元へツカツカと歩み寄った
ユウ『..ぇ、誰..って、レイラ...んっ..』
足音に驚いて顔を上げたユウの膝の上に向かい合わせに乗り上げると、目を丸くしたままのユウの唇へキスをした
『ん..』
ユウ『はっ..レイラ!?か、帰って..んっ!』
肩を掴んで一度離れるもすぐにまたキスをされ、ユウは戸惑いを隠せないでいた。だが、すぐにレイラを抱き締めるとそのまま本能に任せ、ソファーの上に押し倒した
『んぅ..っぁ..//ん..ふ..ぁ..//』
ユウ『ん..//』
熱い舌を絡ませ合い、久しぶりの愛しい相手とのキスの快楽を貪った
ユウ『はぁ..//おかえり、レイラ。会いたかったよ..すごく、すごくね..』
『ただいま、ユウ。私も会いたかった..ねぇ、ギュッてして』
ユウ『勿論』
少し苦しいぐらいの強さで抱き締められ、それでも嬉しそうにユウに頬擦りすると、ユウからは安堵のため息がもれた
『ユウ..大好き。愛してる..』
ユウ『僕も愛してる。今日はもう離さないから..夜は特に、覚悟しておいてね』
抱き締めていた手をスルリとレイラの内腿に滑らせると、小さな声で喘いだのが微かに聞こえた