• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第49章 *再会シーク*









ホリデーが終了し、生徒たちが学校へと帰還する日の前日




朝、家では黙々と荷物をまとめるレイラとそれを見守るエミリアたちの姿があった




エミリア『あと1日あるのよ?そんなに急がなくても..』


『ユウ達を驚かせたくて..1日前に帰ってサプライズするの』


ディオン『イタズラっ子だね。可愛いから全然良いけど』


エミリア『そう言って、本当はお友達が心配なのね。優しい子..』


ディオン『君に似てきたね♪』


エミリア『うるさい//』


『これでよし..』


エミリア『じゃあ、お外に行きましょう。転送魔方陣はもう組んであるから』






外に出るとエミリアの言うとおり、帰ってきたときと同じ魔方陣が家のすぐ目の前に出来ていた


『ママ、よろしくね』


エミリア『ええ。レイラ、帰る前に..』


そう言うとエミリアは両手を広げてレイラを包み込んだ。すぐにレイラの手が背中に回り、グリグリと肩口に額を擦り寄せる


『ママ..大好き』


エミリア『ママもよ。貴女を何よりも愛してる、私達の可愛い子..向こうでも元気でいてね』


『ん..』


ディオン『次はパパともギュッてしよう?』


『する』


エミリアからディオンの腕へと移り、同様に強く抱き合う


ディオン『パパたちはいつだってレイラの味方だよ。困ったことがあったら連絡してね。それと向こうでもちゃんと食べるんだよ。知らない人についてっちゃダメだし、手を出そうとしてきた男には遠慮なく攻撃して良いからね?それから、』


エミリア『長い長い』


ディオン『だって心配なんだ。こんな可愛い子を学校の野良犬どもが放っておくわけないだろ?本当なら乗り込んで一人一人潰していきたいぐらいなのに』


エミリア『無視して良いわよレイラ。貴女は貴女の認めた大好きな人達と、幸せに過ごしてくれればそれでいいから。あ、知らない人とかに攻撃するのは大賛成ね』


『??分かっ、た..?』






アデライト『おやおや、もう帰る時間だったかい』


『『アデライト様っ!?』』


『おばあちゃん..』


アデライト『帰るとは聞いていたけど、まさか今日だとは。挨拶はこの前私を含めみんなに言っていたけど、呼んでくれても良かったろう?』




/ 1853ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp