第46章 *邂逅ディープリー*
あれから少しみんなのホリデー話を聞いて電話を切った
ユウとグリム、エースたちがいるおかげで楽しく過ごせてるみたいで良かった
『..ダメだなぁ..私..』
電気を消してベッドに寝転がって、そっと目を閉じる
いつだって私は誰かに迷惑をかけて生きてる。誰かにすがらないと生きていけない
こんな私..大嫌い..
『...眠れない..』
心が黒くてどろどろしたものでいっぱいになって眠れない...なんだか、今目を閉じたら深い沼に入っていっちゃうような気がして..
『..こんな夜に、迷惑だよね..でも..』
スマホを手にとって電話のページを開く。学校行くまでママとパパの番号しかなかったのに、今はちょっと増えた
みんなの声、聞きたい..な...
ちょっとだけなら..
レオナ『...お前、何時だと思って..』
『レオさん..』
レオナ『あ?』
『大好き..』
レオナ『...ホリデー明けたら、俺の部屋に来て昼寝に付き合え。話ぐらい聞いてやる』
『ありがと..』
アズール『え、レイラさん!?ど、どうされました?』
『アズさん..大好き』
アズール『っ..//ごほん!..僕も大好きですよ。いつでもモストロ・ラウンジでお待ちしています』
ラギー『もしもし、どうしたんすか?寂しくなっちゃった?』
『ラギさん..大好き』
ラギー『...オレもっすよ。はぁ..会いたくなってきた』
?『ラギー兄ちゃん誰と話してんの?彼女?彼女だ!!』
ラギー『ちょ、静かにしろって..』
ジェイド『おや、どうしました?』
フロイド『あはぁ、クリオネちゃんだぁ♪』
『ジェイさん、フロさん..大好き』
ジェイド『..ええ、僕らも貴女が大好きですよ。今すぐにこの腕に閉じ込めたい程..』
フロイド『オレも~♪てか、クリオネちゃん悲しい声してる。帰ってきたらいっぱい優しくギュッて締めてあげるね』
『ん..ありがと』
その後も、登録されてる大好きな人達に連絡を回して少しだけお話ししてから、悲しくて寂しい気持ちに押し潰されないように耐えながらそっと目を閉じた
寝れる気は全然起きないけど...