第46章 *邂逅ディープリー*
『エース..デュース..』
エース『お、久しぶり!つっても昨日の朝ぶりだけど』
デュース『元気でやってるか?ちゃんと休めているか?』
『...』
デュース『レイラ?』
『..ん、元気で..やってるよ..』
ユウ『ちょっと、二人とも..ごにょごにょ..』
エース『ん?なに...あ、なるほど..』
デュース『わ、悪い..』
ユウ、気を遣ってくれて..優しいなぁ..
グリム『おいレイラ』
『ぐすっ..グリム..』
グリム『オレ様が話を聞いてやるから、泣くんじゃねぇんだゾ』
『ありがと..でも、お話は学校行ったら言うね。今話したら...ぅっ..涙、とまんない、から..っ..』
ダメ...止まって..止まってよ...
泣き虫な私なんて、もう見せたくないのに...
エース『あのさ..ちょっと弱音はいていい?』
『え..』
エース『オレ、実家にいたときも、今ユウたちと一緒にいるときも思ったんだけど..レイラいないとちょっと寂しいわ』
『エース..』
エース『別にユウたちといるのがつまんねぇって言ってる訳じゃねぇんだけど。なんか、足りない感じがするんだよね』
デュース『いつも一緒にいたからだな。僕も寂しい..今すぐレイラに会いたいくらいだ』
『デュース..』
ユウ『僕も。レイラ..会いたいな..』
グリム『お前がいないと、こいつらも他の寮のやつらも...オレ様も、落ち着かねぇんだゾ..』
『ユウ..グリム..』
私も...私だって...
『会い、たい...っ..私も、みんなに..会いたいよ..っ..!!』
今すぐみんなのところに飛び込んで優しく抱き締めて、なでなでして、キスされたい..
このどうしようもない気持ちを受け止めてほしい
『っ..ごめん、みんな..折角電話かけてくれたのに..』
ユウ『大丈夫だよレイラ。僕たちは何があって味方だから』
エース『ホリデー明けたら、いっぱい抱き締めてやるから』
デュース『お前の望むこと、何だってしてやる』
グリム『仕方ねぇから、ツナ缶分けてやる』
『『『だから..もう泣くな/泣かないで..』』』