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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第7章 *ハーツラビュル寮編~真紅の暴君~間食トリプル*




エース『誕生日ィ!?』


ユウ『だとしたら怒るのも当然かも』


『悪いことしたら、まずはちゃんと謝らなきゃ...』


エース『うっ...オレ、二人なら絶対に寮長が横暴だって言ってくれると思ってたんだけどぉ?』


ユウ『確かに横暴ではあるけどね』


『つまみ食いは、ダメ...』


ユウ『明日、謝りに行こう』


グリム『食べ物の恨みは恐ろしいんだゾ。アッ!そういえばオレ様もまだ学園長からツナ缶貰ってねえんだゾ!』


エース『はぁ、わかったよ。謝れば良いんでしょ。ユウが提案したんだから、一緒に来いよな』


ユウ『勿論、任せて』


『私も行く。みんなで行けば怖くない』


ユウ『それは赤信号理論だよ』


エース『じゃ、とりあえず今日どこで寝ればいい?』


グリム『オメー、本当に泊まる気か。オレ様とコイツらの部屋以外まだどの部屋も埃だらけなんだゾ』


寝るなら自分で掃除しろ、と言われエースは落胆する。そして部屋に泊めてと言われたけど


ユウ『でもベッドは既に僕達でいっぱいだからなぁ』


エース『マジで二人で寝てたのかよ...いいですよ~一人寂しく談話室のソファーで寝ますよ!おやすみ!』


エースが半ばふて寝の状態でソファーに寝転がる。するとレイラがトトトっとエースの元へ駆け寄る


『エース...一人寂しいのダメ。私もここで寝る』


エース『レイラ...ありがとな。でも、ここだと体痛めるぞ。オレはオマエにそんな事になってほしくねえし、気持ちだけ貰っとく』


優しく頭を撫でられ、レイラは気持ち良さそうな顔で、でもやっぱり一人寝をさせるのに躊躇しているような顔で僕の腕に帰ってきた


ユウ『じゃあ、おやすみエース。さ、戻ろう』









〔No side〕


再びオンボロ寮に静寂が戻り、グリムとレイラはすぐ眠りについたが、ユウだけは一人目が覚めたままだった


腕の中で穏やかな顔で眠りにつく愛らしい彼女の寝顔を見つめながら、眠気が来るのを待っていた


すると、コンコンと部屋の扉が鳴る


ユウ『エースかな?』


エース『おう...いいか?』


どうぞ、とユウが答えるとそっと扉が開かれ、エースは三人の眠るベッドの脇まで歩きその場で座り込んだ




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