第45章 *ホリデー後半編~黒の先導者~帰郷ホームタウン*
エース『行っちゃったかぁ..オレらの時、あいつこんな気持ちだったんだな』
デュース『寂しいものだな』
ユウ『うわぁぁぁぁぁぁん!!!レイラが帰っちゃったぁぁぁぁぁ!!』
フロイド『うわ、小エビちゃんうるさっ..』
カリム『寂しいよな、分かるぞ!じゃあ元気出すために今から宴を、』
ジャミル『宴はもういいから』
エース『しょーがねぇな。今からうちの寮でユウの慰め大会でもやるか』
デュース『そういえばDVDがいくつかあったな』
エース『お、いいじゃん。今なら誰もいないから見放題だし、一緒に見よーぜ!』
フロイド『なにそれ面白そ~オレも行く』
カリム『オレもオレも!』
ユウ『う"ぅ..みんな、ありがとう...』
月兎の里・レイラの家
魔方陣による転送はすぐに終わり、目を開けた先に映っていたのは懐かしい我が家だった
『帰って来た..』
?『レイラ』
『ママ..!』
玄関に立っていた母親の姿を見つけると、レイラは嬉しさの余り勢いよく走って抱きついた
?『わっ、とと..お帰りなさいレイラ。あぁ、私の可愛い子』
『ママ..ママ..会いたかったよ』
?『ママもよ。さぁ、顔を見せてちょうだい』
頬に手を添えられ顔をあげると、母親の顔は愛おしげに笑みを浮かべる
?『ちょっと見ない内に更に可愛くなったわね。それに、綺麗にもなった』
『ママも変わらず綺麗だよ..』
?『はうっ!』
ふにゃりとした笑顔に母親の心臓が撃ち抜かれ、変な声をあげるが、なんとか気を強く持ちレイラの瞼にキスをすると、荷物を半分持ちながら家のドアを開ける
?『さ、疲れたでしょ?お家に入りなさい』
『ん。ママ、あのね..学校でのこといっぱいお話ししたい』
?『うふふ、ママも聞きたいわ』
『そういえばパパは?』
?『今日どうしても外せない会議が入っちゃったみたいで、珍しく会社の方に出ているわ。夕方には帰ってくるはずよ』
『そっか..いつものあの人達は?』
?『ホリデーだからお家に帰ってるわ。まあ、里の中にはいるから会えなくはないけどね』