第45章 *ホリデー後半編~黒の先導者~帰郷ホームタウン*
次の日の朝、レイラの帰郷を見送るために、エースを始めオクタヴィネル、スカラビアのメンバーも鏡の間に集結していた
ユウ『元気でね、ゆっくり休むんだよ』
エース『そーそー。お前魔法使いすぎて疲れ溜まってんだから、のんびり過ごせよ』
デュース『いつでも連絡してきて良いからな。僕達はいつでも待ってる』
グリム『こいつらの面倒はオレ様が見といてやるから、安心して楽しんでくるんだゾ』
『4人ともありがと。元気になって帰ってくるから..』
アズール『レイラさん、僕らにもいつでも連絡してきて構いませんからね』
フロイド『クリオネちゃん、帰ってきたらすぐオレらのところに来てねぇ』
ジェイド『美味しいケーキとミルクティーを用意してお待ちしていますから』
『ん。帰ってきたら必ずラウンジに遊びに行くよ』
カリム『体調崩すなよ?食べ過ぎはダメだからな?あ~あと夜更かしもダメだぞ?』
ジャミル『レイラは小さい子供じゃないんだからそんなこと分かってる。悪いな..家に帰ってゆっくりとするといい』
『カリムさんもジャミさんも心配してくれてありがと。またスカラビアのご飯食べさせてね』
一通り挨拶を終えたレイラは、最後に一人一人に別れのキスを交わしていく。ちなみにスカラビアの二人にはハグのみ、という形で終わらせた
『じゃあ、時間も来たし..私帰るね』
そう言うと母親にメールで帰りの連絡をいれる。するとすぐに床の一部に一人分の魔方陣が白い光を放ちながら浮かび上がる
エース『うわ、すげぇ..』
アズール『これは..シンプルな魔方陣ですが、実に精密で高度な術式が組み込まれています。レイラさんの母親は相当な魔法の使い手ですよ』
『えへへ..ママはスゴいよ』
身内が褒められて嬉しかったのか、耳を揺らしながら魔方陣へと足を踏み入れる
『みんな..良いホリデーを..また会おうね』
『『『良いホリデーを..』』』
一層光を強くした魔方陣は一瞬にしてレイラの姿を消し、その後魔方陣は跡形も無くなり辺りには静寂が流れる