第44章 *終曲スカラビア*
レイラの誘うような声にゾクッとしながら、ユウは馬乗りになると柔らかい目の前の唇をゆっくりと塞ぎ、深く舌を絡めて甘い感触を味わう
ユウ『ん...っ..//』
『んぁ..ふ..ぅっ..//』
一度唇を離し、とろんと溶けた顔を見せるレイラの髪を鋤いて瞼に口づけると、再び唇を貪り始める
何度も途中でキスをやめるが、何も語ることはせず、ただ互いに触れ合い、そしてまたキスをする
そうして満足するまで、二人の時間は甘く色濃く流れていった
?『..キミは誰?』
ユウ『ユウ..』
?『何だか不思議で、素敵な響きだ..』
『..ユウ..?』
ユウ『君こそ、誰?』
?『僕はミッキー、ミッキーマウス』
『..ユウ..?』
ミッキー『キミはどこにいるの?』
ユウ『ここは..ツイステッドワンダーランド』
『ゃ...やめて..』
ユウ『あれ..なんか、眠く...』
ドサッ...
ミッキー『あれ?ユウ?お~い..聞こえるかい?』
『やめて..』
ミッキー『ユウ?どうしたんだい、ユ..』
パリィィィィンッ!!!!!
『やめて..ユウを連れてくなんて...帰るなんて..』
ユルサナイカラ...