第41章 *不服ビジット*
翌朝
ユウ『ん..ん?』
ユウは目を覚ますと、見慣れない部屋に眠気眼をさ迷わせて辺りを見渡した
ユウ『あ..そっか。昨日はオクタヴィネルに墜落して、それでVIPルームで寝ることになったんだっけ..』
『んぅ..』
ユウ『ふふ..相変わらず可愛い寝顔だなぁ。昨日は魘されてなかったみたいだし、やっと落ち着いて眠れたんだね』
いつもより穏やかな顔で眠るレイラを撫でていると、突然ノックもなしにVIPルームの扉が音をたてて開いた
フロイド『おはよ~小エビちゃん達~♪』
グリム『ふがっ!!な、なんだぁ!?ってそっくり兄弟かぁ..驚かせるんじゃないんだゾ』
『ん...』
ジェイド『おやおや、レイラさんはまだお休み中ですか?レイラさん、起きてください』
ポンポンと軽く肩を叩くと、うっすら目を開け目の前で微笑んで立っているジェイドに気づくと、ふにゃりと笑う
『おはよ..ジェイさん』
ジェイド『おはようございます。あぁ、朝からそんな愛らしい顔を見せられては困ります』
フロイド『あんまオレらに可愛い顔するとぱっくり喰われちゃうよ』
『美味しくないよ..』
もそもそと起き上がると、隣に座るユウに抱きつく。そして二人は当たり前かのようにどちらともなくキスを交わしてソファーから降りた
フロイド『いいな~オレもクリオネちゃんとチューしたい』
『いいよ。おはようのキスね』
不満そうに声を漏らすフロイドに近づき同じようにキスをすると、フロイドの頬が僅かに染まった
フロイド『..なにそれ可愛いかよ。クリオネちゃんふざけんな』
『何で怒られたし』
ジェイド『僕もいいですか?』
『いいよ』
アズール『おはようございますみなさん。さあ、準備が出来次第スカラビアに..って、』
遅れて入ってきたアズールは、目の前でジェイドとレイラのキスという光景に朝から発狂したのだった
ユウ『アズール先輩、気持ちめっちゃ分かります』
グリム『めんどくせぇ信者が増えちまったんだゾ』
アズール『レイラさん!僕ともしてください!』
『ん..いいよ』