第40章 *浮雲リーブ*
アズール『レイラさん、勿論貴女は僕の部屋で..』
『『させませんよ/ダメだよ、アズール』』
レイラの手をとり連れていこうとするアズールの背後からヌッと大きな2つの影が現れ、アズールの肩をそれぞれがガッチリと掴んで制止させる
アズール『!!な、なにをするんです?彼女にはちゃんとしたベッドで寝かせてあげたいだけですよ』
フロイド『それは賛成だけどアズールの部屋じゃなくても良いっしょ?』
ジェイド『また、独り占めする気ですか?忘れたとは言わせませんよ。先日の一件の時は僕達に"彼女は僕らでいただく"と約束していたのに、貴方はついこの間一人で先に食べてしまった』
アズール『!!何故それを..』
フロイド『知らないとでも思ったの~?その日の朝、アズールとクリオネちゃんが二人で部屋から出てくるところオレら見てんだよねぇ』
アズール『な..な..//』
ジェイド『随分とお楽しみだったようですね。その日のアズールはいつもより生き生きとしていましたから、相当彼女は美味しかったのでしょう』
アズール『っ~~//!!』
フロイドとジェイドの告発にみるみるアズールの顔が真っ赤に染め上がり、それを隠すようにバッと全員に背を向けた
フロイド『あはっ、アズール真っ赤なゆでダコじゃん』
ジェイド『酷いですねぇ。僕らはこんなにも我慢しているというのに、尚も今夜も独り占めですか』
フロイド『ねぇねぇどうだったの?クリオネちゃんとの交尾。陸の人間の状態でシたんでしょ?どんな感覚だったぁ?(小声)』
ジェイド『きっと、とてつもないほど気持ちよかったんでしょう。肌の噛みごたえはどうです?あの柔らかくて良い匂いのする体はさぞかし極上なはず(小声)』
背を向けるアズールの両端にくっつくと小声で問いただしていくと、プルプルと震えながらアズールは二人を両手で押し退ける
アズール『っ~~//う、うるさい!!とにかく彼女は僕の部屋に連れていく!』
ジェイド『させませんよ?』
フロイド『アズールはダメだってば』
グリム『あいつらもエースたちとそんな変わんねぇんだゾ..まったくどいつもこいつも』
ユウ『レイラは僕らと寝るのに..ね、レイラ』
『..この中なら誰でも』
ユウ『え"っ!?』