第37章 *スカラビア寮編~熱砂の策謀家~到来ホリデー*
ケイト『レイラちゃん、オレと一緒に写真撮らない?』
『ケイさん..』
トレイと別れた後、ケイトはエーデュースコンビとの3ショットを終え、上機嫌に携帯を片手に近づいてきた
ケイト『もしかしてレイラちゃん写真はダメな感じ?』
『ううん、大丈夫だよ。でも知らない人に見られるの恥ずかしい』
ケイト『おけおけ~♪マジカメには載せないから、け~くんとの2ショット撮ろ?』
『ん!』
大きく頷いてケイトの腕に飛び込むと、片腕で抱き寄せられカシャッとシャッターを切られる。写真を見せてもらうと、そこには幸せそうに笑う二人がキレイに写っていた
ケイト『やった♪これでホリデー中、姉ちゃんたちにこき使われてもこの写真で元気出せそう♪ありがとレイラちゃん』
『ケイさんが元気になってくれるなら私も嬉しい..』
ケイト『可愛い♪..それじゃ、みんなハッピーホリデー☆』
『ケイさん忘れ物..ん..』
ケイト『っ..//!?オ、オレにもしてくれるの?ま、まじ?あはは、ありがと...トレイくんたちいなくてラッキー☆(小声)』
『ん?』
ケイト『何でもない♪じゃあね~♪』
少々テンパりながらも嬉しそうに手を振って去っていくケイトを見送っていると、不意に後ろから長い腕によってギュッと抱き締められる
フロイド『つ~かまえた♪』
『!!フロさん..びっくりした』
フロイド『クリオネちゃんが他のやつらとじゃれてオレらに構ってくれないのが悪いんでしょ』
『ぁぅ..ごめん』
ジェイド『そう拗ねるものじゃありませんよフロイド。ホリデー前半は学校で一緒に過ごせるんですから』
『あれ?私、ここに残る話二人にしたっけ?』
ジェイド『ユウさんたちから聞きましたよ。彼らがここに残るのは予想していましたが、まさか貴女まで残るなんて思いもしませんでした』
フロイド『だからね、クリオネちゃん。ホリデー中はオクタヴィネルに遊びに来てよ。小エビちゃんたちと一緒でも良いけど、勿論一人で来ても良いからねぇ』
ジェイド『ええ。寧ろ一人の方が僕たちも嬉しいです..邪魔されずにたっぷりと楽しい時間を過ごせそうですから』
『『ふふふふ...』』