第37章 *スカラビア寮編~熱砂の策謀家~到来ホリデー*
リドル『な、な、何を言ってるんだキミは//!?こ、こんな人前で!』
『みんなそう言う..これ、挨拶だよ?』
リドル『キミにとってはそうでも、ボクからしたら..ん?みんな?ちょっと待って、他のやつらにも今日してるのかい?』
『ん。してるよ』
リドル『...分かった。ならしようか』
他の男ともしていると聞いたリドルは胸にふつふつと込み上げる嫉妬の炎をあげながら、先ほど同様にレイラを抱き締めると、少し離れたところでこちらを見ていた全員に見せつけるようにそっとキスを交わした
フロイド『はぁ?金魚ちゃん、今オレらに見せつけてなかった?』
ジェイド『これはこれは..やられましたね』
ケイト『最近のリドルくん、レイラちゃんに対してあんまり気持ち隠さなくなったよね。以前だったら全力拒否で絶対しないと思う』
トレイ『そうだな。俺も..うかうかしてられないかもしれない』
リドル『お気に召したかい?』
『ん。ありがとリドルさん。良いホリデーを..また来年』
リドル『ああ。また来年』
軽く額に口づけると、名残惜しそうにレイラから離れ今度こそ立ち去っていった
『リドルさん大丈夫かな..』
トレイ『俺は近所だけど側にいてやれないからな..だから安心しろとは言えないけど、それでも俺に出来ることをやってくつもりだ』
『トレイさん..リドルさんのこと、お願いね。それと、トレイさんも体とか気をつけて..元気でいてね』
トレイ『ああ、ありがとう。なんか大袈裟な別れ言葉っぽい気もするけど、まあいいか。それで?俺には別れのキスはしてくれないのか?』
少し意地悪げに笑みを浮かべると、レイラの腰を引き寄せグッと顔を近づける
『するよ?していい?』
トレイ『勿論』
『じゃあ...ん...』
トレイのネクタイを引っ張り元々近かった距離を一気に詰めてキスを落とす。すると、後頭部を押さえられ今度はトレイからキスをすると満足した顔で離れていった
トレイ『じゃあ、良いホリデーを』
『トレイさんも良いホリデーを』