第35章 *閑話カームデイ6 ~ラギー~* 注:裏表現
グリム『あいつ朝にレイラとひと悶着あってから姿が見えねぇんだゾ!だからお前を連れてきたんだ』
ラギー『なるほどね..じゃあ探してこの事を伝えておいて。ただし暫くはオンボロ寮に近づかないでほしいっす』
ユウくんまで来られると色々面倒っすからね
グリム『よく分かんねぇけど、とりあえずお前に任せて良いのか!?』
ラギー『大丈夫っす、対処は分かってるんで。じゃ、頼んだっすよ!』
オレはレイラちゃんを抱えてなるべく揺らさないように、足早にオンボロ寮へと向かった
オンボロ寮
ラギー『うわ、マジでボロ..じゃなくて、ベッド』
中の構造は全然知らねぇけど適当に進んでいくと、二人がいつも使ってる部屋っぽいところにたどり着いた
そっとベッドの上にレイラちゃんを降ろして、オレはその横に腰かけた
ラギー『レイラちゃん、大丈夫じゃ..ないっすね』
『ラギさ..ごめ、なさ...っ..』
ラギー『何で君が謝るんすか。発情期は獣人にとって仕方のないことっすよ。寧ろ初めての発情によくオレらが来るまで耐えれたっすね』
良い子..って頭撫でてやったら、その手を掴まれて手のひらに口付けられる
『ん...はぁ..//ラギさん..気持ちいいこと、したいの..私、おかしくなっちゃった//?』
ラギー『っ..//何にもおかしくないっすよ。発情ってのは気持ちいいことしたいって強く思っちゃう現象っすからね..っはぁ..』
そんな目で見つめないでほしいっす。やばい..オレ、誘発されてる..理性がぐらぐらして今にも無理矢理襲いたい
でもダメだ..落ち着けオレ。まずは本人の意思を聞かないと
ラギー『レイラちゃん、それを治すには気持ちいいことするのが一番なんすけど..それは、オレがお相手しても良いんすか?』
『はぁ..ぅっ..//ん..して..ラギさん..』
ラギー『オレで良いんすか?レオナさんでもユウくんでも、いつものあの二人でもなくて..オレで良いの?』
頬に触れて顔を近づけながら冷静を装って聞いてみる。我ながら意地悪な質問っすね。本人はそれどころじゃないってのに
でも出来れば言ってほしい。発情で頭回ってなくても、本心じゃなくても良いから
オレがほしいって言って?