第34章 *閑話カームデイ5~ジャック~*
3章後
すいません、どちゃくそ短いです
〔ジャック〕
レイラは無防備だ..それでいてたまに恐ろしい一面も見せる未だにどこか掴み所のないやつだ
マジフト大会の件やこの前のオクタヴィネルでの一件であいつと過ごす時間がぐっと増えて、最初よりあいつのことが少しは分かってきた
誰よりも周りの人間の事を考えて行動するところ
自分達の敵でも普通に接しようとする肝の据わったところ
自分に好意を持ってるやつに対するたまに見せる強かなところ
近くで見てきて恐ろしいと思うこともあったり、純粋にすげぇなって思ったりもした
接していけばいくほどその度に知らないあいつが見えて、それがいつの間にか俺にとって小さな楽しみになっていた
だがそれだけだ。それだけだったんだ..
あいつに対する感情は他のダチと変わらねぇ。いつも刺激をくれる大切なダチ..女ってところで少しは特別扱いしてるところあったが、本当にそれだけだ
じゃあいつなんだ?いつの間に俺はあいつに対しての感情が変わった?いつの間に他の男と話していることに苛立つようになった?
目の前でのエース達とのじゃれ合いに"羨ましい"なんて思い始めたのはいつからだ?
分からねぇ..だがこの羨望と苛立ちは紛れもなく本物だ。俺も、あいつと触れ合えたら..触れたいと言ったら喜んで頷いてくれるのか..
肝心なところでビビってる俺はいつも、折角あいつが俺に踏み込んでくれようとしてくれたのにそこから逃げてばかりで結局後悔してばかりだった
なあレイラ...俺はお前が