第33章 *終曲オクタヴィネル*
フロイド『そーそー。こないだの騒ぎの後、今後は例え契約でも他人の能力を奪っちゃダメって学園長に怒られたんで..アズール、ポイントカード作ったんだよね』
エース『ポイントカードって..モストロ・ラウンジの?』
アズール『ええ。600マドルのスペシャルドリンクを頼めば1ポイント。1500マドルの限定フードつきメニューを頼めば3ポイント。50ポイント貯めれば、なんと一回無料で支配人であるこの僕がお悩み相談を受け付けます』
グリム『そ、それって、どんな悩みでもいいのか?』
デュース『例えば..勉強の悩みでも?』
アズール『ええ、勿論』
ジェイド『更にポイントカードを3枚貯めると、スペシャルなサービスが受けられる特典つき』
アズール『より詳しい情報はこちらのパンフレットか、お店のホームページをご覧ください』
『"続きはWebで"みたいだね』
ユウ『確かに..』
すると早速グリムとエーデュースコンビはポイントを貯めるべく、対象の料理を注文し始めた。そんな3人を見てジャックは"お前ら.."ともう殆ど慣れた様子で息をはいた
ユウ『どっちも懲りないな~..』
『私もフードつきのやつ食べたい』
ジャック『お前もかよ!』
アズール『さあ、ジェイド、フロイド、稼ぎ時ですよ』
『『はい/は~い』』
ジェイド『それにしても、今日はお客様が多い。我々も忙しくなりそうですね』
フロイド『イソギンチャクたちがいれば楽なのになぁ~』
アズール『今日は僕も店頭に立つとしましょう。さあ、今日も金儲..ごほん。サービスに勤しみますよ!』
ジェイド『まずはレイラさんたち、向こうの席へご案内いたします』
どうぞこちらへ、とジェイドに連れられてレイラたちは団体用の大きな席へ通された
『『『いただきま~す!!』』』
注文の品が届くと、早速エース達は腹を満たすためにモグモグと食べ始めた
エース『うまっ!』
デュース『確かに美味いな』
グリム『んん~♪これなら毎日でも来ていくらでも食べられるんだゾ!』
ユウ『それはさすがに僕らのお金なくなるからやめて』
『むぐむぐ...』
ジャック『美味いか?ってまた野菜しか食ってねぇな』
『あ、バレた』