第32章 *抹消パスト*
サバナクロー寮・レオナの部屋
『んっ..レオさん..くすぐったいってば..』
レオナ『あ?我慢しろ』
『無理...っ、ひぁっ...!』
レオナ『は、イイ声じゃねぇか。どうだ?もう一晩泊まっていっても、』
ラギー『はいはい、そうやってまたすぐ襲おうとする』
首筋を甘噛みしながら体をまさぐっていたレオナからヒョイとレイラを横抱きにして取り上げると、ラギーは盛大なため息をついてベッドから離れていく
グリム『オレ様達が必死こいて掃除してやってんのに一人だけ楽しむんじゃねぇんだゾ!』
ユウ『昨日掃除したばっかりなのに、僕らが出掛けてる間に何があった..』
レオナ『うるせぇな..今回協力してやった礼ぐらいよこせ』
ラギー『まったく..レイラちゃんもあの人に身を委ねすぎなんすよ。もっと自衛してほしいっす!』
『でも、私..好きな人に触れられるの、やじゃないよ?』
ラギー『...それは、オレでもっすか?』
『ん。ラギさん、好き』
ラギー『っ..//オレも好きっす』
『嬉しい』
グリム『って、お前もニヤニヤしてるんじゃねぇんだゾ!』
レオナ『ちっ..気に入らねぇ』
ユウ『終わった..』
グリム『今日は重労働で、オレ様もう動けないんだゾ...』
ぐったりと伸びているグリムを抱えると、ユウはレオナとラギーの前で軽く頭を下げた
ユウ『今回はありがとうございました。おかげでみんなを助けることができて、寮も取り戻すことができました』
『レオさん、ラギさん、ありがと』
レオナ『別に..お前らに居座られて朝まで騒がれると本気で迷惑だからな。これは俺のためにやったことだ』
ユウ『でも結果的には助かりました』
『また遊びに来てもいい?』
レオナ『お前なら歓迎してやるよ。ただし、一人で来いよ』
ラギー『レオナさんのところに行ったら喰われるのがオチっすよ?レイラちゃん、オレのところに来た方が安全なんで、そっちに遊びに来てほしいっす』
レオナ『ばぁか。お前の方が危険だ』
ユウ『はぁ..二人して』
『ふふ..分かった。二人平等に行く。あとジャックとも遊びたい』
『『最後のはいらない』』
『え~..』