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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第31章 *動転ヒステリック*






アズール『ねぇ、取引しましょう。僕と取引しましょうよぉ..』


フロイド『いつものアズールとなら取引しても良いけど、今のアズールとはやだな』


ジェイド『ええ、同感です』


アズール『そうですか..なら、無理矢理奪って僕のものにする!!』


アズールが手を振り下ろすと同時に、化身は三叉の槍を地面に突き立てる。すると、ゴゴゴゴゴという音がユウ達の足元から地響きと共に聞こえてきたかと思うと、勢いよく黒く濁った水流が無作為に何ヵ所からも吹き出した


ブシャアアアア!!!



『『『うわぁぁぁ!!』』』


ユウ『わぁああ!!っ、グリム!!』


グリム『ふな"ぁぁぁ!!』


水流に直撃したグリムは勢いのまま吹っ飛ばされ、そのまま一気に落下していく


ラギー『っとと、大丈夫っすか?グリムくん』


グリム『ふなぁ~ん..助かったんだゾ...』


すんでのところでちょうど落下地点にいたラギーに抱き抱えられたが、吹っ飛ばされた衝撃で目をグルグルに回していた


ジャック『今の攻撃、どこから来るか分からないから厄介だな』


ラギー『今のところ全員..あ~グリムくんは目回してるけど無事みたいっすけど、それも何発も撃たれちゃ避けきれないっすね』


レオナ『ったく、面倒ごとになってきやがった』


ラギー『あんたのときも似たような感じだったっすけどね!?』




エース『おいおい、どうすんのこれ!』


デュース『また今回も何とかするしかないだろ!』


ユウ『そうだ!レイラ、レオナ先輩の時みたいな氷の魔法、使える?』


エース『それ、オレたち見てなかったけど確か..ブロットを吸収できるんだっけ?』


『...あの時は咄嗟だったから発動できた。すぐには難しい..でもやるよ。少しだけ時間ちょうだい』


エース『オッケー、発動までお前からアズールの気を引いときゃいいんでしょ?』


デュース『任せろ。あの双子やジャック達にも説明して協力してもらおう』


『...黒ウサギを使えって..言わないの?』


ユウ『..レイラ..』


ペンをぎゅっと握りしめ、耐えるように俯くレイラの肩をユウ達はポンポンと叩いて顔をあげさせる





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