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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第30章 *出航ストラテジー*




人魚姫は晴れて恋する王子の元へ。声を失った彼女の代わりに仲間が手助けし、二人の距離は縮まっていく。だがそれを危惧した魔女の手下のウツボ達の邪魔によって阻まれる


約束の日、条件を果たせなかった人魚姫を救おうと父である人魚の王が魔女の前に現れる。すると魔女は人魚の王にも娘を救うための契約を迫った








ユウ『最初から全部奪う気だったんだ..』






朝、目を開けるとユウは最近の夢が現実とどこか似ていることに疑問を抱いていた


レオナ『ふあ~...グルル...ん"ん...』


ユウ『おはようございます』


レオナ『ああ?...何だ?もう起きてやがんのか。...スッキリした顔しやがって。こっちはてめぇらのせいで寝不足だ』


昨晩の作戦が効いたのか、レオナはいつもよりも眠気増し増しという顔で体を起こし、あどけない顔で隣で眠っているレイラの頬に口づける


レオナ『ちっ..今日が約束の3日目だからな。結果がどうあれ、日没後にはレイラを残しててめぇら二人を叩き出す。覚悟しとけよ』


ユウ『いやレイラも連れていきますけど..』


『ん~...』


目が覚めてきたのか、モゾモゾと身じろぎながら眠そうに枕に顔を埋めるレイラの頭を撫でながら、レオナは耳元で囁く


レオナ『おら、起きろ..じゃねぇと今ここで喰っちまうぞ』


『ゃ...』


耳を齧られ、ビクッと体を震わせながらまだ眠たい体をゆっくり起こす


『おはよ、レオさん..』


レオナ『おう..』


『おはよ、ユウ』


ユウ『おはよレイラ。こっちおいで』


広げたユウの腕にのそのそと吸い込まれるように収まると、もはや挨拶の代わりとして定着したキスを交わした


『ん...ふふ..今日頑張ろうね』


ユウ『うん』


レオナ『おいこら、俺にもしてけよ』


『レオさんは今日の作戦が上手くいったらいっぱいしてあげる。だからそれまではキスもハグもなし』


レオナ『ほぉ..上等じゃねぇか。お前も中々ワルい女になってきたな』


『嫌いじゃないでしょ..?』


レオナ『ああ』




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