第6章 *不本意トラベル*
グリムの必死の炎も怪物には効かない。そんな時、ふと怪物の背後で何かが光るのを全員が見つけた
エース『アイツの後ろ!坑道の奥で何か光って...』
デュース『あの光は、魔法石...!?』
?『ォオオオオオオオヲヲヲヲヲヲ!!ワタサンゾォォォォ!!!』
グリム『おいユウ!レイラ!ひひひひとまず逃げるんだゾ!このままじゃ全員やられちまう!』
ユウ『そうだね!二人とも、逃げるよ!』
そう言うと、全員は鉱山入り口へと走っていった
ドワーフ鉱山・入り口
グリム『はぁはぁ、ここまで来れば大丈夫か?』
エース『いってぇ...何だったんだよさっきの!あんなのいるなんて聞いてねぇーって!』
デュース『ただのゴーストではなさそうだったな』
エース『もう諦めて帰ろーよ。あんなんと戦うくらいなら退学でいいじゃん、もう』
デュース『なっ!?ざっけんな!退学になるくらいなら死んだ方がマシだ!魔法石が目の前にあるのに、諦めて帰れるかよ!』
エース『はっ、オレより魔法ヘタクソなくせに何言ってんだか。行くなら勝手に一人で行けよ。オレはやーめた』
デュース『あぁ、そうかよ!なら腰抜け野郎はそこでガタガタ震えてろ!』
エース『はあ~~??腰抜け?誰に向かって言ってんの?』
グリム『な、なぁ...デュース。オマエなんかキャラ変わってる気がするんだゾ』
突然のデュースの荒ぶった声に、グリムが恐る恐るその事を尋ねるとデュースは我に返った
デュース『....ハッ!ご、ごほん!悪い、少し取り乱した』
『ぁぅ....』
ユウ『魔法でどうにかならないの?』
グリム『そうだゾ、オマエら、バーンとド派手な魔法とか使えねーのか?』
デュース『大がかりな魔法や複雑な魔法の使用には訓練が要る』
エース『だから魔法学校があるんだけどね。パッと思い浮かべた通りに魔法を使うには、かなり練習が必要ってワケ。ぶっちゃけ、テンパってるとミスりやすい』
『ん、私もよくテンパるから、上手く魔法使えない』
ユウ『テンションで使ってるものだと思った』