第29章 *悪計コンセンサンス*
『『『あばばばばば!!!』』』
デュース『ダバババババ!!』
グリム『ビャアアア!体が痺れるんだゾぉお~』
ユウ『シビビビビ!!』
『アワワワワ!!』
痺れに困惑していると、どこからかアハハハハハハ!と堪えきれないといった大きな笑い声が響き渡る
アズール『おやおや、電気ナマズの攻撃でも食らったかのように震えて..無様ですねぇ、みなさん』
電流が収まり、振り返ると扉の前には出ていったはずのアズールが立っていて、両サイドには双子まで控えていた
ジャック『てめぇら気づいてたのか!』
アズール『当たり前でしょう。机の下から丸見えでしたよ、そのフサフサの尻尾がね。どうやら君達は契約書を盗もうとしていたようですが..実は、僕以外が触れると電流が流れる仕組みになっているんです。残念でしたね』
エース『そ、そこまでするか!?』
アズール『言ったでしょう?僕の契約書は絶対に破くことはできないと』
フロイド『アハハ!こいつらバカじゃん!何で結果が分かりきってんのに挑んでくんの?』
ジェイド『くすっ。フロイド、そんなに笑っては可哀想ですよ。彼らなりに無い知恵を絞って頑張っているんですから。ふふふっ』
『二人とも..口悪い』
フロイド『あはぁ♪どう?クリオネちゃん。昨日のお返しだよ♪』
アズール『大事なものを盗もうとする悪い子にはお仕置きが必要ですね』
ジェイド『二度とこんなことを考えないようにしっかりと躾けなくては』
フロイド『順番にゆーっくり締めたげるからねぇ』
ジャック『くっ...来るぞ、お前ら!』
悪い笑み全開の双子がじりじり詰め寄る。ジャックの言葉にユウ達は痺れから何とか立ち上がると、各々マジカルペンを構えた