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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第28章 *水中ビギナー*




この先の不安に頭を抱えるユウに、レオナはどんな条件で契約したのか問いただした


レオナ『3日後の日没までに...』


ラギー『アトランティカ記念博物館に忍び込んで写真を取ってくる...なんか、御愁傷様っす』


グリム『勝負が始まって早々、縁起でもねぇ事言うんじゃねぇんだゾ!!』


ラギー『そもそもアトランティカ記念博物館って海の中じゃないっすか、どうやって行くんすか?』


『これ』


アズールから貰った魔法薬の入った入れ物をコトンとテーブルに置くと、レオナとラギーはズイッと覗き込んだ


ラギー『なるほど..まぁアズールくんがくれたなら効き目は間違いないと思うっすけど。あの人のプライド的に、せこい魔法薬を掴ませてくるとは思えないし』


『そういうちゃんとしたところは好きなのに..』


レオナ『あ?』


ラギー『ん?』


『なに?』


レオナ『あんなインチキタコ野郎、好きになんじゃねぇよ』


ラギー『物はちゃんとしてるけど、やり口は超性格悪いっすからね!?』


アズールに対し"好き"という感情を持とうとしていることに焦りを感じた二人は内心慌てながら修正しようとアズールの悪口を言い始める


グリム『この二人必死すぎなんだゾ...』


ユウ『気持ちは分からんでもない』


ジャック『はぁ...』


レオナ『ったく、焦らせやがって..話は戻るが、さっさと行動を起こせよお前ら。時は金なり、だぜ』


グリム『そうだ!ユウ、レイラ!早くアトランティカ記念博物館に向かうんだゾ!』


ジャック『そうだな。たった3日しかないんだ。のんびりしてられねぇ』


『じゃ、行こっか。エーデュースコンビも連れてこ』


レオナの言葉にガタガタと立ち上がった四人は、レオナ達に会釈すると足早に大食堂を後にした





ラギー『あーあ。行っちゃいましたよ。レオナさんも人が悪いっすね』


レオナ『...は、何のことだか』


ラギー『にしてもアズールくんってば、レイラちゃんにも個人的に契約を迫ったとか』


レオナ『ふん、タコ野郎のくせに生意気なんだよ。どいつもこいつも..あいつは俺の獲物だっつってんだろ』


ラギー『今はまだ"オレら"のものっすよ』


レオナ『るせぇ...』




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