第27章 *標的モニタリング*
サバナクロー寮・レオナの部屋
グリム『ほぁ~~~。なんか、ワイルドな男の部屋!って感じなんだゾ』
レオナ『チョロチョロすんじゃねぇよ』
ジャック『失礼します、レオナ先輩』
初めて入るレオナの広く開放的な部屋を興味深そうに見回るグリムを迷惑そうに睨んでいると、布団を抱えたジャックが一礼して部屋に入ってきた
ユウ『あ、布団!ありがとうジャック』
ジャック『一式で良かったのか?』
ユウ『うん。レイラも僕も一緒に寝てるし、一式で充分だよ』
ジャック『そうか...ん?一緒に?は?』
ユウ『ま、まあまあとにかくありがとう。ジャックもお疲れ様、今日はもう休んでね』
ジャック『お、おう...じゃあな』
『おやすみジャック』
ジャックは二人がいつも一緒に寝ているということに未だに驚きを隠せないでいたが、ユウに背を押されるままに部屋を出ていった
レオナ『さて、俺はもう寝るが...俺の眠りを妨げたら平たく伸ばして食ってやるからな』
ユウ『は、は~い...じゃあ僕らも寝よっか。レイラ、グリムもおいで』
『ん...』
レオナ『おい、お前はこっちだ』
『...きゃっ..!』
ユウに続いて布団に潜り込もうとしたレイラを呼び止めると、ヒョイっと横抱きにして自分のベッドへと連れ込んだ
グリム『おいレオナ!何かっさらってんだ!そいつはオレ様たちと一緒に寝るんだゾ!』
レオナ『うるせーな。泊めてやってんだから文句言うんじゃねぇよ。いいか、この3日間...こいつは俺の隣で寝てもらう』
グリム『ふな"っ!?』
ユウ『はい!?..レイラは、それでいいの?』
『ん、いいよ。泊めてもらってるから恩返し..したいし』
レオナ『ふっ...ということだ。レイラは俺がもらう』
『ユウ...良い?』
ユウ『...今回だけですから。変なことしないでくださいね』
レオナ『変なこと?...こういうことか?』
ベッドに座るレイラを後ろから抱き締めると、長い髪をかき分け真っ白な項に口づける
『ひゃっ...//レオさん...くすぐったい』
レオナ『ん?...わりぃな』
ユウ『っ...』