• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第26章 *オクタヴィネル寮編~深海の商人~楽勝スタディ*






ユウ『でもグリム達が...』


ジャック『さっきの勝負を見てたろ。丸腰じゃ話にならねぇ』


ユウ『...分かった。レイラ、行こう』


『ん...』


ジャックの言葉に頷くと、ユウ達は渋々グリム達を置いて一旦オクタヴィネル寮を後にした






オンボロ寮・談話室



ジャック『頭にイソギンチャクをつけられたやつらは、テストで良い点をとるためにアズールと契約してまんまと騙された...ってことで間違いなさそうだな』


『50位以内が条件...でも良い点をとった人がいっぱいいたらあぶれちゃうね』


ジャック『最初からアズールはそれを狙ってたってことか』


ユウ『あ、悪どい...』


『アズさん、悪い子』


ジャック『ったく!他人の力で良い成績取ってもなんの意味もねぇだろ。自分の力を周りに見せる機会を棒に振るなんざ、それこそバカだ』


『今回はエース達も、悪い子?』


学園長『学園の生徒全員がハウルくんのように自意識強めで面倒くさい...いえ、真面目だったら私も苦労しないんですがねぇ~』


突然音もなく背後に現れた黒い影もといクロウリーに3人は肩をビクッと震わせ振り返る


ジャック『うわっ!学園長!ビックリした!』


学園長『はぁ...今年もアーシェングロットくんの"商売"を止めることが出来ませんでした』


ユウ『商売?どういうことですか?』


『クロさんなにか知ってる?』


学園長『アズール・アーシェングロットくん。オクタヴィネル寮寮長を務める2年生です。ローズハートくん同様、2年生にして寮長を務める非常に優秀な生徒なのですが...少し、いえだいぶ問題がありまして』


ジャック『問題って、詐欺行為のことか?だったら学園長が命令して、やめさせれば良いじゃないっすか』


学園長『それが...私が教師だからこそ、彼の行為を禁止にできないのです』


ジャック『どういうことっすか?』


ジャックに賛同するようにユウ達も頷くと、クロウリーは眉をひそめながらゆっくりと語り始める


学園長『アーシェングロットくんが生徒達にばらまいたテスト対策ノートですが...あれは、事前に出題用紙や解答を盗み見るなどの不正行為で作られたものではありません』



/ 1858ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp