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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第26章 *オクタヴィネル寮編~深海の商人~楽勝スタディ*





クルーウェル『お前たち今回はかなり勉強したようだな。小テストの時と比べてかなり...いや、だいぶ、ちょっとおかしいくらいに平均点がアップしている』


エース『え、おかしいって...どういうこと、先生?』


クルーウェル『魔法薬学のテストは全学年が平均点90点を越えている。魔法史もなかなか良い結果だったと、トレイン先生から聞いているぞ』


デュース『ええっ!?』


グリム『ふなぁ!?』


エース『ちょっと、ヤ~な予感...』


クルーウェル『成績優秀者、上位50名は廊下に名前が張り出されるから楽しみにしておけよ。では、授業を始めるぞ。テキストを開け』


エースたちが謎の冷や汗をかいているのを不思議そうに見つめながら、レイラとユウは授業に勤しんだ




授業終了後、廊下には成績優秀者の張り紙を見ようと沢山の生徒で賑わっていた


エースたちも大慌てで駆けつけ、必死に自分の名前が入っていないかを確かめ始める


グリム『上位50名にオレ様の名前は!?』


エース『さすがに平均90点以上なら50以内には入ってるよな!?』




少し離れたところでは、生徒達の群衆に巻き込まれないようにユウとレイラが手を繋いでゆるゆると見守っていた


『何であんなに必死なのかな?』


ユウ『小テスト成績悪いから...それを心配して、なのかな?にしてもだけど』


すると、自分の名前がないことに気づいたグリム達の悲痛な声が聞こえ、近づいてみると同じく自分の名前がないエースとデュースも落胆していた


『残念..だったね..』


ユウ『ん?わ、凄い。レイラの名前入ってるね』


『『『えっ!?!?』』』


バッと顔を上げると、そこには確かに上位優秀者のリストにレイラ・フィリアスと名が記載されていた


グリム『ふなっ!オマエ、満点の500点組の中に入ってるじゃねぇか!』


エース『うっそ...全科目満点かよ』


デュース『す、凄すぎて言葉もでない...』


『やった...』


ユウ『凄いねレイラ。にしても、30人以上が満点なんてありうるのかな?』


『ちょっと変だね...』


グリム『それより...オレ様、50位以内に入ってねーと、"契約違反"になっちまうんだゾ!』





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