第25章 *閑話カームデイ4 ~エーデュース~* 注:裏表現
エースは諦めて視線をデュースから腕の中で眠っているレイラへと向ける
『んん...』
エース『...ありがとな、レイラ。オレ達を受け入れてくれて...』
『んぅ...ふふ...』
撫でられて笑みを浮かべるレイラにつられて笑うと、エースも目を閉じて眠りについた
リドル『おはよう3人とも』
エース『っす』
『おはよ、リドルさん』
デュース『おはよう、ございます...』
朝起きて、朝食のために部屋から出た3人を迎えたのは、鬼の形相で佇むリドル達だった
ケイト『おはよレイラちゃん♪早速で悪いんだけどちょっと付き合ってくれない?』
『ん?いいよ』
リドル『その間にキミたちは...お分かりだね?』
ゴゴゴと黒いオーラを纏わせるリドルに後退りしようとした二人の後ろから同じく黒いオーラのトレイが背を押して無理矢理二人を連れていく
『『助けてレイラ~っ!!!』』
『???』
ケイト『はぁ~い、レイラちゃんは向こう行こうね♪』
その後談話室から二人の叫び声が寮中に聞こえたとかなんとか...
オンボロ寮
『ユウ』
オンボロ寮の扉を開け、ギュッとユウに抱きつくと、力強く抱き返されそのままいつものようにキスをされ中へと通された
ユウ『おかえり』
『ただいま』
ユウ『暫く僕から離れるの禁止ね』
『ん?』
ユウ『リドル先輩から聞いちゃった』
『....』
グリム『そんな目で助けを求められても困るんだゾ』
『お土産のツナ缶、あげるから』
グリム『ツナ缶はもらうけど、ユウはどうしようもねぇんだゾ』
ユウ『レイラ...』
『ユウ、ごめんね?』
ユウ『今日は1日僕の側を離れないで。僕だけを見て、誰にも触れさせないで...』
『いいよ。ユウの側にいるから』
頷いたレイラを横抱きにすると、部屋へと連れ込み1日中腕の中に閉じ込めて過ごし、夜になってようやく機嫌を戻したユウであった
Fin