第23章 *閑話カームデイ2 ~レオナ~* 注:裏表現
言い返そうにも事実に変わりないので、ただレオナの胸に顔を埋めることしかできないでいた
レオナ『ふ...まぁいい。とにかくお前を初めて喰ったのはこの俺だ...他のやつらも迂闊に手を出せねぇだろうなぁ』
『そう、なの?』
レオナ『あぁ..(あの草食動物達以外はな..)』
『そっ...か...ふあ...』
レオナ『まだ寝るか?』
『ん...眠い...』
事後の怠さや疲れが抜けきれず、徐々に瞼が重くなり意識も薄れてくる。それに気づいたレオナは優しく頭を撫でて眠りを促そうとする
大きな手でゆっくりと撫でられる心地よさに、レイラは完全に身体を委ねてまた眠りについた
レオナ『..ふぁ~あ...俺も寝るか』
大きく欠伸をすると、腕の中の極上の獲物であり大切な宝物であるレイラを大事に抱え直して、同じく深い眠りについた
夕方
オンボロ寮
『よく分かんないけど...気まずい』
その後"泊まるか?"というレオナの提案を申し訳ないと思いながらも断り、少し不機嫌になったところを今度また遊びにいく事を条件に解放してもらい、オンボロ寮まで送ってもらったのだが、寮の扉の前で謎の躊躇にかられて入れないでいた
『ユウ、怒るかな...?レオさんと、』
ユウ『レオナ先輩と...なんだって?』
『!!ユウ...』
不意に後ろから抱き締められ、肩を震わせながら振り返ると、感情の読めない表情のユウが至近距離で見つめていた
ユウ『おかえり』
『た...だいま』
ユウ『分かってるよね?お話ししたい事があるから、談話室行こうか。安心して?ちゃんとエース達も呼んであるからね♪』
『全然安心できない...』
オンボロ寮・談話室
エース『やっほ~レイラ』
デュース『ユウから聞いたぞ?キングスカラー先輩のところで何をしてたんだ?』
『二人とも顔怖い』
グリム『スンスン...うっ!いつものイイ匂いに混じって別の匂いがするんだゾ』
ユウ『そっかそっか』
エース『んじゃ、説明よろしくな?』
デュース『勿論、包み隠さずな』
『なにこのデジャブ....』