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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第23章 *閑話カームデイ2 ~レオナ~* 注:裏表現




寝起きでまだ頭が上手く回らないためレオナの言ってることがいまいち理解できていないレイラは小首を傾げる


レオナ『まぁ、お前一人で寝てないだけましか..じゃあ行くぞ』


レイラの背中と膝裏に手を回すと、軽くヒョイと横抱きにするとサバナクロー寮へと颯爽と歩き出す


『レオさん?ユウ..置いてっちゃう..』


レオナ『知るか...後でラギーにでも向かわせる』


だから安心しろ、と腕の中で心配そうに見上げるレイラにまた口づけると、手にいれた極上の獲物を大事に根城へと運んでいった







サバナクロー寮・レオナの部屋



『ベッド...ふかふか...』


レオナ『そりゃ良かったな』


上機嫌にレオナのベッドの上で柔らかさを堪能していると、様子を見ていたレオナが背を向けて立ち去ろうとしているのに気づいた


『どこ行くの?一人にしないで...』


レオナ『別にどこにも行かねぇよ。寮服に着替えるために奥に行くだけだ。何だ?着替え見てぇのか?』


とんだ変態だな、と意地悪に笑みを浮かべると意味を理解したレイラはほんのりと頬を染めて視線をそらす


『ぁぅ...ごめん...///』


レオナ『俺は別に構わねぇぜ?見られたところで減るもんでもないからな』


そう言うと徐にその場でベストに手をかけ着替え始めた


突然の事に慌てて顔をシーツに埋めて見ないようにしていたが、芽生えた小さな好奇心に負けてそっと顔をあげてみる


シャツのボタンを外しパサッと脱ぎ、素肌をさらすその姿にレイラは思わず見惚れていた


細身であるにも関わらず、しっかりと締まった筋肉をつけた褐色の肉体が、窓から入る昼の日差しに照らされて神々しいとも思えるように美しい


『キレイ...』


レオナ『あ?結局見てんのか』


『触っていい?』


レオナ『は?』


すっとんきょうな声を出すのも無理はない。上半身裸の自分を見て"キレイ"と言ったかと思えば今度は"触らせろ"と来たからだ



レオナ『...はぁ...好きにしろ』


ため息混じりに了承すると、嬉しそうにベッドから降り真横まで来ると、そっとレオナの左腕に触れる


『すご...腕、硬い...』


レオナ『っ...』






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