第21章 *終曲サバナクロー*
オンボロ寮前
レオナ『ほら、見えてきたぜ』
『あ、ありがと...///』
レオナ『悪かった...さっきは』
『びっくりした、けど大丈夫...』
レオナ『だがお前に言った"これからは手加減しねぇ。"全力で狩る"ってのはああいう事をするって意味だ。嫌なら全力で抵抗しろ...魔法でぶっ飛ばしたって構わねぇ。だから自分の身は自分で守れ。俺相手だろうが油断はすんじゃねぇ』
『他の、人にも?』
レオナ『あぁ。あいつらもいつお前に手を出すか分からねぇからな。お前の周りのやつら全員も、俺同様さっきの事をしてくると考えていい』
『分かった。頑張る』
拳を握りしめ気合いを入れるような姿に、やはりおかしな奴だと思っていると、急に袖を引かれそっと耳元で内緒話のようにさっきの囁かれる
『で、でも..もし、やじゃなかったら..//?』
驚いて顔を見ると、レイラの顔は真っ赤に染まり恥ずかしそうに視線を反らしていた
レオナ『その時は身を委ねて喰われる覚悟をしろ。だがそれは俺だけにしとけ。死ぬほど気持ち良くさせてやる』
色気を含んだ甘く低い声と誘うような視線でレイラを抱きしめ額を合わせると、ニヤリと意地悪げに笑って見せた
正直、先程のレイラの言葉でだいぶ理性が削られこの場で襲おうとしていたが、それは彼女が自身に身を委ねたその瞬間まで取っておくことにし、今は大人しく解放してやった
レオナは、本当なら今のレイラには先程自分がしようとした事は早すぎるのではないかと思っていた。"友愛"と"情愛"の区別も分かっていない。寧ろ混在したまま行為に及んでしまえば必ず後から彼女を傷つける
だがそれでも無知で無垢なレイラを己が汚せるという背徳に身を投げたいという気持ちもあるのが彼の、いや彼らの正直な気持ちだった
それに優しい彼女なら、その気になれば自分達を受け入れてくれるだろうという一種の期待と僅かな確信があり、その行為さえも彼女にとっての"愛"となれば、今後遠慮することはないという自己満足の押し付けだった
要するに彼らは自分の欲に忠実、というだけである