第21章 *終曲サバナクロー*
レオナが割り入れた膝を動かし、グリッとレイラの最も敏感な部分を刺激したのだ
初めての場所の刺激に体を震わせ、くぐもった甘い声をあげると、レオナの興奮は更に上昇する
レオナ『いい反応するじゃねぇか』
『これ...ゃぁ..っ//グリッて...ぁっ..しないで///』
必死で押し返そうとするが、力の差と与えられる快楽に徐々に力が抜け、終いには快楽に耐えるために服を掴む事しか出来なくなっていた
レオナ『(あぁ..くそ。このままマジで喰いてぇ..)』
?『おやおや、夜更けにこんな所で発情期ですか?レオナ・キングスカラーさん』
レオナ『...アズール。テメェ...』
制服に手をかけようとしたレオナに声をかけたのは、廊下の奥から姿を見せたアズールだった
口元に笑みを浮かべながらも、その瞳は完全に目の前のレオナを見下していた
アズール『今日の試合で随分とお疲れのようだと思ったんですが。流石は猛獣...色事には貪欲なんですね』
レオナ『黙れタコ野郎。そういうテメェは出店の売り上げの事しか考えてねぇ守銭奴だろうが。おまけに効果の薄い睡眠薬を持たせやがって...』
アズール『何を言うのですか。あれは正真正銘、僕手製の強力な睡眠薬です。効果は即効性で持続時間はほぼ一日と言っても過言じゃありません』
レオナ『...なんだと...?じゃあレイラは何で、』
アズール『え...?』
レオナ『...』
アズール『と、とにかく!僕は契約した以上きっちりと約束した品をお渡ししますよ』
レオナ『....そうかよ。あー、テメェが来たせいで興が削がれた。行くぞレイラ』
僅かな疑問に一瞬眉をひそめつつも、レイラの手を取り足早にその場を去って行った
アズール『あぁ、レイラ・フィリアスさん。また我がモストロ・ラウンジをご利用くださいね?我々は、心よりお待ちしていますよ?』
意味深に微笑むと、アズールは踵を返して夜の闇に消えていった
アズール『にしても...先程の彼の様子と口振りを見るに、あの睡眠薬は殆ど彼女には効かなかったという事になる。だが一体どうして....』