第111章 *幕間の章*
止めどなく溢れる不安が、想像しないようにしていた状況を頭によぎらせ、レイラを失うことへの恐怖がエースたちの顔にも陰りを生む
感じている気持ちは同じ。だけど1番側にいて大事にしてきたユウの愛情の大きさには及ばない。誰よりもレイラの存在に助けられてきたからこそ感じる不安も人一倍強かった
アズール『悪い方に捉えるから不安なんですよ。まずは一旦冷静になって...』
ユウ『.....んなの』
アズール『?』
ユウ『そんなの、そんなの出来るわけないじゃないですか!!ぅ、ぅぅっ..うわああああああん!!!』
『『『『えええっ!!??』』』』
いつもどんな過酷な状況でも涙1つ見せず、寧ろ泣いているレイラの慰め役を担う側のあのユウが、大食堂のど真ん中で大声で泣き出した
あまりにも珍しい光景に全員の頭がフリーズし、その大声に散ったはずの生徒たちがまた集まりだした
エース『ちょ、アズール先輩!なに泣かせてんの!?』
アズール『僕は不安になりすぎるなとアドバイスしただけで、勝手に泣き始めたのはそっちでしょう!?』
ジェイド『おやおや。また騒ぎになって皆さんの視線が集まってきてしまいました』
アズール『お前は何を楽しそうにしてるんだ!』
ユウ『ぐすっ、あんな弱々しくて、今にも死にそうな姿、見たことなくて...ずびっ!原因も、今の様子もなにも分からないのに、ひっく、なんで..えぐっ、なんでそんな平気でいられるんですかぁぁぁっ!!うわああああんっ!!
アズールぜんばいのバカっ!人でなし!陰険メガネ!まんまるタコォ!!うぇえええっ!!』
アズール『なっ!!人の悪口を大きな声で叫ばないでください。しかも最後については秘密保持契約を結んだはずですよ!』
ユウ『うぇえええあああああん!!!』