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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第111章 *幕間の章*





違いますか?と問いかけられ、一見淡白な物言いに聞こえるそれも、彼なりにレイラを心配しているのだなとエースたちはぼんやりと思った


しかしジェイドだけは、不安で押し潰れそうな自分を覆い隠すために、虚勢を張っているようにしか聞こえなかった。連絡を聞いたその日は全く眠れなかったようで、寝不足のままラウンジ業務を行い、動揺を引き摺り皿やグラスを割る始末(客には見えておらず空いた皿で良かった)




すぐに気持ちを切り替え、失態は1日だけで済んだのだが、その日の自分に酷く腹を立て業務を終えるとすぐに部屋に戻ってしまい、訪ねた時には布団を蛸壺代わりにして引き籠もっていた


同じ寮にいるからこそ分かる彼の弱さに、呆れると同時にレイラの存在はやはりアズールにとって良くも悪くも影響が強すぎると、改めてその存在に関心を覚えた




ジェイド『(今のユウさんがそんな自分と同じ状況になっているのを見過ごせないのか、それで周りに迷惑をかけた自分を思い出すから止めたのかは分かりませんが..)』



そもそも、あんなに分かりやすくレイラへの好意を曝け出し、寮生が見ればドン引きするような甘い顔で接する彼が、今も治療されている彼女に不安を抱えていないわけがない








ユウ『だって...』


アズール『?』


ユウ『だって今、どうしてるか何も分からないんですよ?治ったのか治ってないのか、そもそも目が覚めたのかさえ分からない。もしかして凄く危ない状態で、いつ死ぬかも分からない状況だったらって....そう考えてたら夜も全然眠れなくて。


あの子がいないと、不安で不安で仕方ないんです!何をしてても頭の中で最悪の展開を想像して、ずっと心臓がバクバクして苦しい。もしこのまま戻ってこなかったら、僕は..僕は...っ!』





エース『.....』


デュース『ユウ..』


グリム『子分..』



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