第21章 *終曲サバナクロー*
ラギー『はぁ~、ただでさえヘトヘトだっつーのにもう一試合増やそうってか。ジャックくん、鬼っすねぇ』
レオナ『あ"~もう面倒くせぇ。まとめてかかってこいよ、草食動物ども。エキシビションマッチっつっても、接待試合なんてしてやらねぇからな。覚悟しておけ』
『残り三名は、ゴーストさん?』
グリム『おっ、それいいな!昔強い選手だったってやつもいるから、うってつけなんだゾ!』
呼んでくる!とテレビに出られることが嬉しいのか小躍りしながらオンボロ寮へと走っていったグリムを見届けると、ユウ達は試合が行われるコロシアムへと向かった
リドル『まったく...なら、エキシビションマッチまでだからね。それが終わったら嫌でも保健室へと連れていく』
『ん、それでいいよ。ありがとリドルさん』
ラギー『レオナさん、ちゃあんと後で謝ってくださいね?』
レオナ『あ?誰にだよ』
ラギー『勿論、お姫様にっすよ』
レオナ『....』
ラギー『心にもないこと言いまくって今更謝りづらいのは分かるっすけど、このままだとずっと後悔したままっすよ?』
レオナ『るせーな...分かってるよ』
エース『お、そういやレイラ、その首のとこどうした?すげぇ赤くなってんぞ?』
リドル『なんだいこれは...まるで噛み痕じゃないか』
ユウ『痛そう...』
『これは...おっきな猫さんに噛みつかれた』
リドル『は?』
エース『は?』
デュース『は?』
トレイ『は?』
『『『『......』』』』
エース『...よーし今からの試合、超やる気出てきたわ』
デュース『サバナクローをボコボコにすればいいんだな』
トレイ『頼んだぞみんな』
リドル『お前たち、標的は分かっているね?』
『『勿論!』』
ユウ『ターゲットは...』
『『『レオナ・キングスカラー!!』』』
レオナ『うおっ...なんだこの寒気』