• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第20章 *強襲ファング*




レオナ『情けねぇ姿だなぁ!所詮魔法の使えねぇテメェは足手まといだ!』


グリム『ふな"っ!サラッと魔法使えるオレ様を無視するんじゃねぇんだゾ!ふな"ぁぁぁぁぁ!!』


躓いたユウを見て嘲笑うレオナ。その言葉に自分が入ってないことに腹を立てたグリムはレオナに向かって蒼い炎を吐き出した


レオナ『フン。そんな炎じゃ俺を焼くには小さすぎるな!』


ガアアアッアアアッ!!と咆哮をあげて化身が前足で地面の砂を思いっきり撒き上げると、それはまるで砂の波のように押し寄せ、グリムの炎をとぶつかり合い呆気なく炎を消してしまった


グリム『ふなぁぁ~~...オレ様の炎が消えちまったんだゾ..』


ユウ『砂で打ち消した...!?』


リドル『だったら...!』


リドルが杖を振るうと、飛び交う石や砂が収束し始め、次々と幾つもの宙に浮かぶ岩を生み出した。もう一度杖を振るうと、その岩達はレオナの囲むように移動すると、一斉にレオナ目掛けて突っ込んでいった



ズガガガガガッ!!!!



物凄い爆音と砂埃に全員腕で顔を覆いながら砂埃が晴れるのを待った


『凄っ...っ、リドルさん危ないっ!!』


何かに気づき咄嗟にレイラはリドルに自分ごと飛び付き、その場から転げ落ちるように地面に滑り込んだ


同時にリドル目掛けて三本の斬擊が襲いかかり、ギリギリの所を通過していった


リドル『なっ...!なんだこれは..レイラっ、大丈夫かい!?』


『平気..リドルさんに怪我なくてよかった』


リドルはレイラにも怪我がないことを確認すると、互いに支え合いながら立ち上がり、晴れていく砂埃の先を見つめた


レオナ『くっ...ハハハッ!その程度かお坊ちゃん。この通り俺には傷1つもついてないぜ?』


ブワッと衝撃波が起こり、レイラ達の体が吹き飛ばされる。そこには、無傷で余裕の笑みを浮かべるレオナの姿があった。先程の斬擊を放ったであろう化身の前足には、禍々しい闇のオーラがまとわり付いていた


ラギー『なんすかあれ...さっき飛んできたのって、あのバケモンが放ったやつっすか?』


ジャック『食らったら確実にヤバいってのは嫌でも分かる』


レオナ『ほらどうしたお前ら。さっきまで生意気言ってた気概はどこに行った?来ねぇならこっちから行くぞ』



/ 1858ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp