第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*
逃げるようにユウたちの所へ戻っていく背中を見つめながら、イデアたちの母は重いため息をついた
主任『あの子...構成霊素もそうだけど、存在そのものが不安定に感じるのよね。何も起こらなきゃいいんだけど..』
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エース『おっ、また新しい画像が...ってええっ!?』
それから暫くイデアとリドルの防衛戦の様子を数分おきに届く写真で見守っていたが、ある一枚の写真で事態は急展開を迎えた
その写真には、酷く驚いた様子のイデアとリドル。そしてそんな2人に伸びる黒く禍々しい装いの手が映り込んでいた
誰の目から見ても、それが魔導障壁を破って侵入してきたマレウスの手だと理解した。リドルの修復プログラムも間に合わない、魔導障壁が完全に破られた
状況はまさに危機一髪
オルト『ど、どうしよう!魔導障壁が破られてマレウスさんが侵入してきた!兄さん!兄さん!!』
セベク『くっ..!チートツールとやらはまだなのか!このままでは2人ともやられてしまうぞ!』
目の前に迫る最大の危機に緊張感が走る。このまま捕まればチートツールは失われ、これまでの旅の苦労はすべて水の泡と化す
『ーーっ、お願い。お願い、お月さま...っ!』
祈りを込めて強く目を閉じたその時、
イデア『ゲーム・セット・マッチ』
ポゥ...
『『『『え????』』』』
突然全員のポケットが光りだし、手を突っ込んで取り出してみると、光はオルトに手渡された決戦会場への招待状から溢れ出ていた
シルバー『招待状が光っている..?一体どういうことだ?』
オルト『!!それが光っているということは、決戦場の準備ができたということ。つまり...
チートツールが完成したんだ!!』