第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*
何かを見つけクイクイとユウの袖を引きながら指をさすと、全員の視線がそこへ集まっていく
真ん中に映るイデアの右隣。どこか見覚えのあるは人影と小さな王冠にハーツラビュル4人はハッとして目を見開いた
エース『!..画像のすみっこの方..見切れてるけど、小さく人影が映ってない?』
デュース『本当だ。どこかで見たことがあるような...ん?んん?』
ケイト『ど、どっかで見たどころじゃないよ!』
トレイ『間違いない、これは...』
『『『『リドルだ!リドルくんだ!寮長だ!』』』』
『『『ええーーーーっ!?』』』
『やっぱり、リドルさん...でも、どうして?』
シルバー『なぜイデア先輩の部屋に!?』
セベク『自身の夢で、深淵に呑まれたはずでは!?』
オルト『もしかして兄さん、咄嗟にヘルプ人員を召喚したの?でもなんで僕じゃなくて、リドルさん!?』
レオナ『そんなもん、てめぇが俺たちのナビを担当してたからに決まってるだろうが。シルバーの魔法で夢から脱出はできても、お前がいなきゃどこに飛んでいくかわからない。あいつはただ、風船の糸を切らない判断をしただけだ』
オルト『あ、そっか...流石は兄さん。一瞬でそこまで考えるなんて』
トレイ『それで、とっさの判断で引っ張りこんだのが..』
ケイト『モニタリングしてた夢にちょうど戻ってきたリドルくん...ってこと?』
レオナ『なるほどな。逆に糸が切れた風船が1つ飛んでいって..奴は咄嗟にそれを掴んだのか』
主任『これが現実だったら、居場所が不確定な、モニターに映っている人間を自分の部屋に召喚するなんて、大魔法士でもなかなか出来ない大技だけど...』
オルト『兄さんの場合、モニターに映ってる人を手元に召喚するのはむしろ日常だから...ソシャゲで。
強くイメージできれば、夢の中では何でも実現可能だしね。リドルさんが兄さんをサポートしてくれるなら、少しだけ希望が見えてきたかも...!』
エース『あのさー..空気読めないこと言っていい?
リドル寮長ってかなりデジタル系に弱いイメージがあんだけど...この状況で、イデア先輩の役に立てんの..?』